「ゆとりですがなにか」「ゆとり教育とは決別します」これからの教育現場で求められること|久米田教室
初めまして、
「アップ学習会ってどんなところ?」という方には興味を持ってもらえるように、
通塾いただいている方には一層興味を持ってもらえるように、
お子様の学習に役立つ情報を
自分の学生時代の経験や、これまでの指導経験を活かしてバシバシと発信していきます!!
■今回のテーマは
「ゆとり教育との決別」です。
5/10の閣議後会見で馳浩文部科学相が「ゆとり教育」との決別を明確にすると発表しました。
今回はこの話題になっている「ゆとり教育」をテーマに書きます。
目次
1.発表の内容と目的とは?
2.そもそも「ゆとり教育」とは?
3.「ゆとり教育」の目的とは?
4.「ゆとり教育」はなぜ廃止されたのか?
5.「ゆとり教育」の効果と弊害「ゆとりですがなにか」とは?
6.教育現場に求められるものとは?
7.これからの教育現場はどうなるの?
■発表の内容と目的とは?
今回の発表の目的として、
約十年毎に見直しされている『学習指導要領(要は教科書にのせる内容のこと)』が関係しています。
いまのところ、2018年より行われる『学習指導要領』はすでに決まっており、
現在の指導内容に加えて『道徳』の授業や『イジメ問題への取り組み』が加えられるというものです。
今回の発表は、
「この指導要領のあとに導入するものをこれから決めていきますが、
教科書の内容が減ることはありませんよ」
というものです。
これから決められる指導要領が導入されるのは、早くても2020年以降のもので、
この改訂は2020年のオリンピック以降に小学校へ進学する子供たちということもあり、内容が注目されています。
■そもそも「ゆとり教育」とは?
一般的に「ゆとり教育」と取り上げられるのは、2002~2011年の期間です。この期間の指導は、
小学校で算国理社・生活の授業が3148コマ
中学校で英数国理社の授業が2940コマ在学中に習います。
それまでと比べて、小中学校合計で700コマ以上少なくなるので
大きくニュースでとり上げられました。
毎週土曜日が休みの完全週5日制の実施もこの時期からです。
■「ゆとり教育」の目的とは?
そもそもどうして「ゆとり教育」が始まったのでしょうか?
そのきっかけは1971年から始まった「現代化カリキュラム」にあります。
この頃は冷戦などの影響もあり、科学技術の発展を目標に世界的に『高度な教育』を学校でも求められていました。
しかし、教科書の内容を消化できず、大幅にとばしてしまう学校や授業が早過ぎる学校など
『学校ごとの指導内容の差』を産んでしまいます。
(※ちなみにこの頃の中学校は英数国理社の授業が3535コマです。600コマ近く多いことになります)
また、勉強をきっかけに劣等感を持つ子供が増え、『子どもの非行』が社会問題になります。
これ以降、学校での指導内容は削減の一方をたどり、
指導要領にも『教科書以上の内容を教え過ぎてはいけません』という一文が強調されるようになりました。
■「ゆとり教育」はなぜ廃止されたのか?
一番大きな理由は「指導内容を削りすぎた事」にあります。
指導要領の変更の流れ自体は、これまでどおりの目的を持って行ったものですから悪いわけではありません。
しかし、ご存知の方も多いように「円周率をおよそ3」とするといったような、
これまでの内容を習ってきた世代からすると「学習レベルが下がった」と感じてしまうような
改訂が多く含まれていたため「指導内容を削りすぎた」と判断されてしまったのです。
これらの世論に応えるため、「ゆとり教育」は廃止され、
次の改訂では指導内容の増加が行われました。
■「ゆとり教育」の効果
これはあまり知られていませんが、逆にこれまでより深くまで教えるようになった内容がいくつかあります。
要は、親世代より問題が難しくなったわけです。
これは本来評価されるべき点でしたが、マイナス点ばかりが話され、取り上げられませんでした。
■「ゆとり教育」の弊害「ゆとりですがなにか」とは?
現在、「ゆとり世代」という言葉がありますが、この言葉は決していい意味では使われていません。
これらの世代は劣等生のイメージを植え付けられています。
一番の「ゆとり教育」の弊害は こういったレッテルを産んでしまったことではないでしょうか?
「ゆとりですがなにか」
というドラマが人気です。
このドラマは、「ゆとり」といわれている営業マン、坂間正和(29)が
同じように世代の人間と触れながら葛藤し、恋愛していく様子を描いたドラマで、
脚本が宮藤官九郎、主演が岡田将生という豪華タッグも魅力の一つです。
タイトルのインパクトはありますので興味をを持っている人は多いのではないでしょうか?
しかし「○○ですがなにか」という言葉自体、ゆとりが悪い前提になっていますから、どうなんでしょうね?
現在、第5話まで放送中ですが、ぜひともゆとりのマイナスイメージを払拭させるものにしてあげてほしいなと思います!
■教育現場に求められるものとは?
本来、社会的に成長するためにはお子様一人ひとりの人格や物事の考え方も評価されるべきだと考えます。
しかし、これまでの学校教育の仕組み上、これらを評価する基準がありません。
今の教育制度は「教科書をどれだけ暗記しているか」「教員の求める答えをどれだけ暗記しているか」だけによって
高校や大学といった進学先が決まってしまいます。もちろん、これらの評価基準が間違っているわけではありません。
学習時間によってある程度成績が決まりますから、学生の努力を評価しやすい基準でもあります。
しかし、「教科担当の価値観だけで決まる」という状況はグローバル化を目指す今の日本には時代遅れになっています。
■これからの教育現場はどうなるの?
まず今後の教育現場は「アクティブ・ラーニング化」が進められています
これは、「生徒が主体的に、自分から考えて学べるようにしましょう」という取り組みです。
すでに教科書は「アクティブ・ラーニング」に合わせて変わり始めています。
たとえば、これまで「〇〇を求めなさい」と書かれていたものが、
「○○の求め方を相談して考えていましょう」と変更されていたり、
子供ウケしやすいデザインに変更されていたりしています。
しかし、これだけでは不十分です。
まず「主体的に学ぶ」ためには、基礎的な学力がなければいけません。
教員によっては、うまく指導ができず「生徒を放置」してしまうのではという不安を感じます。
ですから、教育現場はまず「子供たちから勉強の興味を奪わないこと」と 「興味や努力に対してしっかりと評価してやること」
を考える必要があります。
そうでなければ結局、教員の顔色を見て求められるはずの答えを返すだけの授業になってしまいます。
塾といえば、まず第一に成績と捉えられがちですが、
成績だけではなく、お子様に精神的な成長の機会を与えてあげる場所にもしていかなければと感じています。
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新学年だからこそ意識してほしい勉強法|アップ学習会久米田教室
今年も3ヶ月が過ぎ、春がやって来ました。
中3生は長かった受験勉強から開放され、次のステージで向かって行きました。
また一年が始まりました。
新しい学年ということもあり、
『よし!気持ちを入れ替えて頑張ろう!』
という生徒も多いのでは無いでしょうか?
今回はそんなお子様にうってつけの内容です。
■新学年だからこそ意識してほしいこと
授業は『聞く』のではなく、『訊く』ようにしましょう。
■『聞く』と『訊く』の違いは?
辞書ではこう書かれています。
*聞く
耳で音や声を感じ取る。耳に感じて、知る。自然に聞こえる。
*訊く
相手に質問する。たずねて答えを求める。
■勉強する上で大事なこと
勉強する上で大事なことは『疑問に思う』ことです。
初めからすぐに理解できる人なんていません。
大事なのは【疑問に思い、一つ一つクリアしていくこと】です。
そしてわからないことは必ず学校や塾で【先生に訊く】ことです。
当たり前かもしれませんが、春なので念押ししました!
いまさら教室紹介!久米田教室のスゴい所とは?|久米田教室
「アップ学習会ってどんなところ?」という方には興味を持ってもらえるように、
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■今日は少し趣向を変えて久米田教室の自慢をしたいと思います!
久米田教室の自慢はなんといっても【教室環境】と【成績上昇率】の両方が全教室のなかで一番ということです。
その表彰内容である【教室環境コンテスト】と【成績上昇率表彰】について少し詳しく書きたいと思います。
■【教室環境コンテスト】とは
お子さんが塾で頑張れるかどうかは教室の環境も大きく関係しています。
生徒が頑張れる教室かどうかを指標に教室を選定し、久米田教室はアップ学習会で一番に選ばれました!
■【成績上昇最優秀賞】とは
これは名前の通り、そのままです。おそらくお家の方が一番興味のある項目ではないでしょうか?
前のテストと比べて、どれだけ成績が上がったかを集計した結果、久米田教室はアップ学習会で一番に選ばれています。
■どちらにも共通して言えることですが、
もちろん我々講師たちの力だけでは到底成し得なかったと感じます。
久米田教室の生徒達が講師の指導を聞いて、勉強に取り組んでいる結果が【教室環境】と【成績上昇率】という結果で現れているのです。
もちろん、勉強の好きな生徒ばかりでないのは見ていてもよくわかります。
しかし、そんな生徒たちが成績が上がったと嬉しそうにしているところ、
「次は何点取りたい」と前向きに頑張っているところを見ると、
この仕事をしていてよかったなと実感する夏休みを過ごしています。
少しでも教室に興味が湧いた方は、
ぜひ教室見学も兼ねて教室へお越しください。
定期テストの点数を上げるために~国語編~|久米田教室
「アップ学習会ってどんなところ?」という方には興味を持ってもらえるように、
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■今回のテーマは
「定期テストの点数を上げるために~国語編~」です。
国語が苦手な生徒さんは必見!!
国語が苦手な生徒に向けてポイントを絞りました。
学校がある期間はなかなか定期テスト以外の勉強には気が進まないでしょう。
学校の休みな今こそ、国語の苦手をクリアしてしまいましょう!
■読解力のないお子様は
読解力をつけるためにはとにかく繰り返し文章を読むことです。
3年生であれば過去の高校入試問題の問題文を読むのが一番良い方法です。同じ文章を最低5回は読んでください。
これまで指導してきた経験から5回以上読まないと力はつきません。
文章の嫌いなお子様は、いくつかの中から「分量や内容がこれなら他より気が進む」という文章を探してください。
(これを1日1題毎日続けてください。早ければ1ヶ月で成果が現れてきます。
そのときに問題を解く必要はありません。
問題を解く時間があれば1回でも2回でも余計に読んだほうが読解力がつきます。
読解力がないのにはいくつかの理由があります。
もしかすると「知識量が足りない」のかもしれませんし、「読むのが遅い」のかもしれません。「読むだけで頭に残っていない」子もいます。
大抵の場合、これらの原因が混ざり合って読めていないので、文章をたくさん読むことで「知識量」や「文章を読むテンポ」は身に付きます。
実は高校入試程度のレベルまでなら、文章のテーマは限られています。
たくさん読むことで「過去に同じようなテーマを読んだことがあるぞ!」と予測も出来るようになります。
■古典が苦手なお子様は
古典をわかるためには「読みまくる」ことが重要です。同じ文章を何度も何度も読む。
古典とはいっても同じ日本語です。
現代文の読解力がついている人であれば古典の文章に慣れれば、なんとなく意味がわかってきます。
もちろん古典特有の言葉や、現代と異なる意味の言葉などを覚えることも重要ですが、あまり細かいことにこだわりすぎると全体がみえなくなったりつまらなくなってしまったりします。
■ようはたくさん読みましょう
結局は読まずして国語力は鍛えられません。
運動部における筋トレのようなものとして避けては通れません。
はじめは「ハードルの低いもの」や「横についておいてあげる」状態でも構いません。
それでもダメな場合は、そもそもご自宅での学習習慣が身についていません。
環境を変えて塾で取り組むというのもひとつの方法ですね!
詳しく知りたいという方は直接お伝えさせていただくこともできます。
ぜひ教室見学も兼ねて教室へお越しください。
定期テストの点数を上げるために~数学編~|久米田教室
「アップ学習会ってどんなところ?」という方には興味を持ってもらえるように、
通塾いただいている方には一層興味を持ってもらえるように、
お子様の学習に役立つ情報を
自分の学生時代の経験や、これまでの指導経験を活かしてバシバシと発信していきます!!
■今回のテーマは
「定期テストの点数を上げるために~数学編~」です。
小学校の算数は中学校に上がると数学と名前が変わります。
算数の頃から苦手だったというお子様もおれば、算数は大丈夫だったけれど数学になった途端についていけなくなったというお子様もいます。
とくに、学年が進むに沿って苦手なお子様が増える印象があります。
■算数から苦手だったお子様の場合
まずは算数の計算問題を繰り返しましょう。計算問題はまず、ゆっくりでもいいので確実に解くことを心がけてください。
確実に答えが合うようになってから、計算スピードを上げることを意識しましょう。
解く問題は同じ問題を繰り返し解いても構いません。
「同じ問題なんて、答え覚えちゃうんじゃないの?」と思うかもしれませんが、大事なのは解き方を身につけることなので、答えを覚えてしまっても問題ありません。
■数学になった途端に苦手になったお子様の場合
小学校で習う、基本の計算スキルには問題がないはずです。
中学校で習う「数学的な考え方」に慣れていない可能性があるので、苦手な範囲に戻ってもう一度ワークの解説を見てから問題を解きましょう。
また、提出物や学校のワークは終わらせることを目標にせず、苦手な問題を見つけるために使って、解き終わったあとに必ず間違った問題のやり直しをしましょう。
■まずは簡単なことから
これは実際に指導をしていて感じることなのですが、
いま学校で習っている授業の内容を理解できていないお子様が増えているように感じます。
脱ゆとり教育の影響により、思考力が問われる問題が増え、学校の指導が複雑になったためです。
昔の先生のように、「計算問題だけは全員できるように」といった
全員が理解できる授業が減り、結果として
どこが大事なのか把握できていないお子様が増えているのだと感じます。
授業の内容は難しくなっていますが、テストの難易度は昔と同じです。
応用ばかりに目が行きがちですが、まずは基本を徹底して繰り返しましょう。