投票率について考えてみる
こんにちは。
昨今より投票率が低い、と話題になっていますね。特に20代の投票率は33%ほどと3人に1人しか投票していないのがとても気になります。
なぜ、こうなっているのでしょうか。答え、ではありませんが一個人として考えを述べていこうと思います。
1、面倒である。
私自身も20代。3人に1人しか投票に行っていないのだから、周りに投票に行かない人はいる。土日に指定の場所まで行って投票する、または期日前に指定の場所で投票する。問題は指定の場所に行かないと行けないこと。9時5時、あるいはそれ以上働いている若者が土日に求めるのはまた仕事であったり、休息であったり。確かに投票は政治を決める大切なものだが、投票に行くというのがわざわざ労力を要するものなのだ。さらには忙しければ忘れてしまう。
簡単に行かないはずだがネット投票が実現すればかなり緩和されると考えている。が、TwitterなどのSNSが流行っている今日では、ハッキングや組織票といったネット投票ならではのリスクも存在するわけで、リスクヘッジばかりで動き出しの遅い日本では難しいことなのかもしれない。何にせよ、国民の考えや時代は変わっているが投票のやり方が変わっていないのは良くないだろう。
2、信用の問題
消費税のこともそうだが、議員の定員が多く、何事も相談して決定するためどこの政党が政治の実権を握っても何も変わらないと考える若者は非常に多い。確かに一票を投じることに意味はあるのだが、倫理的な意味はあったとしても、物理的に考えて一票がどれだけ大きいのだろうかと考えてしまう若者は非常に多いのである。例え一票で選挙の結果が変わったとして、その先にあるのは何なのか。また、昨今は夜中や朝から選挙カーが町を通っており、うるさい、という声が続出してしまっている。夜勤明け、選挙カーに起こされてしまって不愉快な思いをした若者も非常に多く、こうした行為が政治の関心を遠ざけている遠因にもなっているようだ。
また、ネット投票は日本の場合、秘密投票が出来ないことが問題視される。投票は個人の自由だが、組織が目の前である個人に投票するところまでを見届けてしまうと、秘密投票が出来なくなる。紙の投票は実際にどこに投票したかは分からないのだが。これをどうにかしないといけない。
3、ペナルティがない
投票をしなかった場合のペナルティは今はない。他国では罰金などのペナルティも存在する。あ、忘れてた。で済んでしまう。これもまた、難しいところだ。また、選挙に足を運ぶメリットも少ない。極端な話、投票すれば1万円もらえます、投票率は跳ね上がるだろう。日本を良くしたい気持ち自体は投票率が低かろうとみな同じのはず。ぜひ投票にもっと工夫を施されることを期待している。
昔ながら、も確かにいいかもしれない。が、やはり時代にあった選挙活動、選挙の方法を取らなくては投票率の拡大は難しいのかもしれない。実際に投票率の低下は数字として出てしまっているのである。どこかで何か、しっかり政策を取らないと投票率の回復は苦しいものである。