勉強とゲームは相容れない?【アップ学習会 JRあびこ町教室】
みなさん、こんにちは!
先日、有川浩の「図書館戦争」を読みました。
ずっと読みたいと思っていたのですが機会がなく…ようやく読むことができました。
図書館戦争のシリーズはまだまだ続きがあるそうなので、読むのが楽しみです。
内容はネタバレになるので詳しくはお話ししません。ご安心ください!
ただ、図書館戦争を読んでいるときに、少し気になる内容があったので、今日はそれをお話しさせていただこうと思います。
■子どもにとって良いもの・悪いもの
図書館戦争の中で、「子どもにとってふさわしくない本は読むことを制限すべきだ」と考える大人と、「自分たちは犯罪を犯すために本を読んでいるわけではなく、感動するために本を読んでいる!制限してほしくない!」と主張する子どもの対立がありました。
私はこの場面を、ゲームや漫画の話に通ずるところがあるなぁと思いながら読んでいました。
最近(と言ってもかなり以前からですが)、子どもの成長にとってゲームや漫画が悪いものとして取り上げられることが多くありますが、私は悪いものだとは思いません。
確かに扱い方は難しいですが、上手く扱えば十分「良いもの」になり得ると思います。
■何が悪い?
ゲームや漫画が悪いと考えられる理由はいくつもあります。
目が悪くなる、勉強をしない、友達と遊ばなくなる、ふさわしくない内容のものがある、など。
しかし、そのほとんどが小説にも言えることです。
にも関わらず、「本を読んではいけない!」という人は少なく、逆に「もっと本を読みましょう」などと言われています。
なぜ小説はよくて、漫画やゲームはダメなのでしょうか?
■本を読みましょう!
確かに、本を読むメリットはたくさんあります。
「国語の成績がいい子ども=本をたくさん読む子ども」と考える人もいますし、実際そのような事例も多いです。
読書は普段から文章を読むことで文字に慣れる、読むスピードが速くなる、行間を読むことに長けるなどの利点があります。
それで国語の成績につながるのですね。
しかし、本を読むメリットはもうひとつあります。
いろんな知識をつけられることです。
そしてそれはゲームや漫画にも同じことが言えます。
■物知り博士への一歩
ここ数年スマホのアプリゲームがたくさん出ていますね。
授業の合間にゲームの攻略や新しいキャラクターの話で盛り上がっているのを耳にすることもあります。
有名なものはパズル&ドラゴンやモンスターストライクなどですね。
実際にゲームをしている方がご存じだと思いますが、これらのゲームには歴史上の人物の名前がつけられているキャラクターも出てきます。
戦国時代の織田信長や伊達政宗、三国志に出てくる張飛や呂布、芸術家のモーツァルトやレオナルド・ダ・ヴィンチなど。
中には「そんなん中学で習わんで…」というようなマイナーな戦国武将の名前をつらつら挙げる生徒もいます。
確かに名前を知っているだけでどうなるということはありません。
ゲームの中で歴史を学べるわけでもありません。(もちろん、歴史の勉強ができるゲームもあります)
でも、もし社会の授業で伊達政宗が出てきたら…音楽の授業でモーツァルトが出てきたら…。
ゲームで知っている生徒は名前を一から覚える必要はなくなりますし、もしかしたら興味を持って覚えようとするかもしれませんね。
ゲームや漫画には気を付けないといけないこともたくさんあります。
たとえば、「ゲームをやりたいから勉強をしない」…それではダメですね!
しかし、ゲームをしたり漫画を読んだりすることが好きな子どももたくさんいますし、先ほど書いたようにいい面もあります。
これらと上手く付き合って、プラスにしていければいいですね。