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08月 27, 2021

中学校社会科の勉強法 | 松原教室

こんにちは!松原教室です!
みなさん、いかがお過ごしでしょうか?

今回のブログでは、中学校社会科の勉強の仕方についてお話します。

<目次>

  1. 暗記科目だけど、暗記だけじゃない!
  2. 教科書を活用しよう!
  3. インプットだけでなく、アウトプットも繰り返そう!
  4. 社会科の受験勉強は興味がある分野からで良い!
  5. 関連記事

1.暗記科目だけど、暗記だけじゃない!

みなさん、社会科の勉強をする時にどのように勉強していますか?
ワークの解説ページと問題のページを行ったり来たりして、とりあえず解答欄を埋めてはいませんか?
解説ページで太字で書かれている用語だけ見て、問題の答えになる用語を探していませんか?

そういった勉強法はおススメできません!
ただ単に答えを埋めているだけでは、まったく知識として記憶には残っていません。

社会科は、暗記科目とよく言われます。実際、他の教科に比べれば、暗記の要素が大きいので間違いではありませんが、ただ単に太字で書いてある重要用語を覚えるだけでは、なかなか高得点は取れません!

暗記をする際に重要なことは、前後関係や原因と結果を理解して覚えるということです!
歴史では、出来事間のつながりが必ずあります。こういう出来事があったから、その結果こういった事が起こった、というような事が必ず隠れています。地理や公民でも、必ず原因が隠れています。

例えば、歴史で登場する平安時代の「国風文化」。教科書にもしっかり登場するこの用語ですが、この用語をただ文字面だけを見て覚えても、なかなか点数アップにはつながりません。文化は他にも、天平文化やら北山文化やら沢山出てきますし、いつの時代の文化かも覚えづらいです。
しかし、この国風文化という文化が発展した要因としては、894年に菅原道真の意見により遣唐使が停止されたことが挙げられます。それまで中国からの影響を受けていた日本の文化が、遣唐使の停止により日本独自の文化の発展を加速させたと考えられています。
894年の遣唐使停止が要因で894年は平安時代だから、国風文化も平安時代の文化である、と覚えることができるでしょう。さらに日本独自の文化の発展に関連付けて、日本独自の文字である仮名文字が広く使われるようになり、紀貫之の書いた『古今和歌集 仮名序』や『土佐日記』はこの時代に書かれた文学作品である、というようにも覚えることができるでしょう。

このように、ただ用語を覚えるのではなく、その用語の前後関係や原因・結果を理解した上で覚えることが重要です。他の用語と関連付けて覚える事で、どんどん知識を増やすことができますし、丸暗記よりも圧倒的に忘れにくい知識にすることができます。

2.教科書を活用しよう!

では、丸暗記にならないように覚えていくにはどうすれば、いいでしょうか。

その答えは、教科書を活用することだと考えます。
教科書は、当たり前ですが、詳しく説明がされています。ワークの解説ページなども説明が書かれてはいますが、ワークによっては1ページにまとめるために、内容が省かれて、前後関係が分かりにくくなってしまっていることがあります。詳しい説明がしっかり書かれているのが、教科書なのでこれをしっかり熟読することが丸暗記ではなく理解して覚えることに繋がります。

また、教科書は中学生が読むことを前提に書かれているので、基本的には中学生でも分かりやすいように書かれています。もちろん分かりにくいと感じる箇所も人それぞれあるとは思いますが、全体的に見ればとても分かりやすいです。

そして、何より学校の授業は教科書をもとに行われているわけですし、当然学校のテストや入試問題も教科書に載っていることから出題されるのが基本です。教科書を活用しないともったいないぐらいです!

3.インプットだけでなく、アウトプットも繰り返そう!

さて、教科書をどんどん読んで、たくさんの知識を身に付けていくことが出来ました。しかし!それだけでは、実は足りません
知識というのは覚える(=インプット)ことだけをしていては、時間が経ったりすることで、どんどん忘れていってしまいます。せっかく新しいことを覚えていっても、前に覚えたことを忘れていっては、意味がないですよね?

では、覚えた知識を忘れないようにするには、どうすればいいのか?
それは、アウトプットをするという事が重要なのです。
インプットは新しいことを覚えることであるのに対して、アウトプットは覚えたことを活用することであります。
実は、覚えたことを忘れないようにするには、このアウトプットが重要なのです。

ではアウトプットということは、どのようにすればいいのか?
おススメのアウトプットの方法を2つ紹介します。

①一問一答形式の問題を繰り返し解く。
一問一答形式の問題とは、以下のような問題のことです。
「問:1603年に江戸幕府を開いた人物は誰か?」「答:徳川家康」

この一問一答形式の問題は、基本的にどの社会科のワークにも問題がある形式の問題です。
この一問一答形式の問題は、一つの問いに対して一つの答えを答えるシンプルな問題なので、覚えた知識を、正しく出すことが出来るかを確認するのに最適です。
ここで答えられなかった問題は、まだ覚える事が出来ていないということなので、そこを重点的に覚え直しをすればいいですよね。
答えられなかった問題がなくなるまで、繰り返し問題を解くことで、確実に重要な語句を覚える事ができますよ。

②他の人に説明する。
覚えたことを、他の人に説明することはとても難しい事です。
他人に説明するためには、まず自分が内容を正しく理解する必要があります。
さらに、分かりやすく伝えるには、伝える内容の取捨選択して順序立てて説明しなくてはいけません。
そのためには、より深く理解することが欠かせません。案外分かっている“つもり”になってしまっていることもあります。
正しく理解できているかをチェックする意味でも、他の人に説明をしてみましょう。
学校や塾の先生に説明をして、合っているか確認してもらうのもいいですし、友達とお互いに説明し合うのもいいですね。

また、学校のテストや入試などでは記述式問題もよく出題されます。
記述式問題は、その事柄の理由だったり、つながりなどを自分の言葉で説明する問題なので、
他の人に説明することは、記述式問題の練習にも最適ですよ!

4.社会科の受験勉強は興味がある分野からで良い!

中学校での社会科は、「地理」「歴史」「公民」の3つの分野に分かれています。
基本的には「地理」→「歴史」→「公民」の順番で学習するパターンが多いかと思います。
これらの3つの分野は、当然ながら関わり合っています。しかし、英語や数学といった教科に比べれば、内容が独立しています
そのため、必ずしも「地理」→「歴史」→「公民」の順番で勉強しないといけない訳ではありません。
例えば、数学で「一次方程式」の解き方を理解できていないのに、「連立方程式」を勉強してもなかなか理解できないでしょう。
一方で、社会科では「地理」で分からないところがあっても、「歴史」の勉強をすればしっかり理解することはできますよね。

ですので、もしあなたが受験生で「歴史は興味があるんだけど、地理はイマイチ面白くないんだよな~」という人であれば、
まず歴史から勉強をスタートすればいいのです!
最終的には、3つの分野をしっかり勉強する必要はありますが、最初は興味がある分野からで大丈夫です。
興味がある分野であれば、勉強のモチベーションも高めやすいですし、その分早く点数アップにも繋がりやすいです。
点数アップすれば、モチベーションもさらに高めやすくなるので、いい循環を生み出すことができますよ!

「何から勉強すればいいんだ!?」という方は、ぜひ興味がある分野からスタートをしてみましょう!


 

今回は社会科の勉強法についてお話してきました。
社会科は暗記しないといけない量が多いので、敬遠されてしまいがちな教科ですが、
正しく勉強をすれば、しっかりと結果を残すことが出来る教科だと思います。
しかし、正しく勉強をしていても残念ながら即座に点数が上がるものではありません。
根気よく勉強を続けることは絶対に欠かせません。すぐに点数は上がらないかもしれませんが、諦めずに勉強を続けていきましょう。


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