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中学校の教科書改訂・新指導要領|アップ学習会|古市教室
こんにちは。
日本最古の八幡宮である誉田八幡宮の近くで古墳に囲まれた、アップ学習会古市教室です★
すでに実施されているため皆さんご存じかと思いますが、2021年度に中学校の教科書改訂が行われます。
今回は中学校の教科書改訂についてお話します!
目次(タイトルクリックしたらそこへ飛びます)
■教科書改訂はいつ?
■今回の改定の目的は?
■大きく変わる教科は?
■学び方も変わる
■教科書改訂による影響は?
■新中3はかなり負担が大きい学年になる
学校で使う教科書は定期的に改定が行われていて、小・中・高と順番に改定されます。
2020年度:小学校の教科書改訂(実施済み)
2021年度:中学校の教科書改訂←今ここ!!
2022年度~2024年度:高校の教科書改訂※高校は年次切り替え
小学校の改定の時は【英語教育】が目玉でした。
高校の改定は新たな教科や科目の設置が行われ、大学入試改革である【大学入学共通テスト】へつながってきます。
教科書は学習指導要領に基づいて作られており、この学習指導要領は10年ごとに改定され、社会状況や学習課題に応じて見直しが行われています。
社会の変化や技術の進歩への適切な対応をできる力をつくる目的が一番大きな見直し理由です。
IT技術が進み、プログラミング教育が導入される
持続可能な社会をつくっていくための環境やエネルギーについての教育
学んだことをどう活かしていくかというキャリア教育
上記以外にも重視される内容が変化してきました。
そのため、教育改革が行われ、子供たちは新たな時代を生きていくために必要な「正解のない課題に取り組む力」をつけていくことになります。
また、小・中、中・高、高・大の「接続」も重視されています。
小学校から大学まで、日本の学校教育全体の改革として、一連の流れを強く意識したものとなります。
ズバリ、英語です。
小学校の教科書改訂の時にも目玉だった【英語教育】。
高校卒業時点での英語の到達度合いをひきあげたことにより、英語学習が小学校へ前倒しに。
中学校の教科書改訂では今まで高校で学習していた内容が入ってきます。ただし学習時間に変更はありません。
しかも文法は難易度が高いものが高校からおりてきます。
そのため文法事項・本文ともにボリュームアップ!教科書のページ数も増加します。
実はまだ大きなポイント2点があります。
①「思考力・判断力・表現力」
知識を習得するだけではなく、「思考力・判断力・表現力」を育成することを目指すのが新しい学習指導要領の考え方です。教科書の中身として日常的な内容で提示されたり、対話が重視されたり、主体的に学べるような設定がなされていたりします。
また地図やグラフ・表などの情報を見て取捨選択させ、アウトプットする力を養う学習もあります。
②「質的変化」
教科や学年をこえて同じテーマを扱うことで、つながりを意識させています。理科の実験考察や国語の単元ごとの達成目標など、「何を学び、何ができるようになるか」を具体的に明示されるようになります。
高校入試の問題に変化が出ると予想されます。
今回の大きなポイントである「思考力・判断力・表現力」を発揮させるような問題形式に変化するかと思われます。
自分の意見を述べる英作文であったり、複数の図表から読み取って判断させたり、日常会話から解決策・答えを見つけさせるような数学の問題など、傾向の変化が今後も続いていきます。
また、大学入試共通テストにも大きく変化します。
共通テスト開始前に民間の英語資格・検定を利用した英語4技能試験の活用や国語数学での記述式問題の導入が見送られています。ですが、本格的大学入試改革の目的自体は変わっていません。
2024年度に本格実施がされるため、予想以上に変化が大きくなることが予想され、知識だけでなく思考力や表現力も評価の対象になります。
2021年度に中3になる学年は先述の共通テスト本格実施の初年度の学年になります。
また、新しくなった教科書での学習が1年しかないまま、新学習指導要領の入試問題に取り組まなければならないことになります。
今までの学び残しやつまづきをそのままにしておくと、今後の学習に大きな影響をもたらします。
出来るだけ早くに前学年の復習を終えておきたいところです。
単語を覚える、文法を理解する、公式や解き方を改めて考える、用語を覚えなおす。
自らでもできることはあります。
そのうえで今後の未来を見据える力を作る手助けを、アップ学習会では行います。
学習面での不安がある方はお気軽にお問い合わせください。
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