芦屋市打出教室ブログ

12月 30, 2016

バランスの話

師走ももう終わり間近で、今年も残りわずかとなってまいりました。今年はいかがでしたか?1年はあっという間でしたね。

 

今回は趣向を変えて、バランスの大切さを説明しようと思います。例えば「10」という労力があったとします。この労力を「勉強の質」か「時間」に変えられるものとします。

成長は(勉強の質)×(時間)で考えてください。例えば1時間、2時間と時間が増えればそれに比例して多くのことが学べます。もう知っている範囲ばかり延々としていたりぼーっとする時があったりするとどれだけ時間をかけても質の悪い勉強になってしまいます。

10の労力を9と1、または1と9に分けると成長は9です。極論0と10に分けると成長は0です。ぼーっと過ごしたりもう分り切った問題ばかりを10も時間をかけてやっても何も起きないということです。労力を5と5に分けた時、成長が25になり、最も大きくなります。

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今のはたとえ話ですが、実は最もよく成長するには何事もバランスが大切です。質ばかりを求めて満足し、時間をかけなければ何の意味もありません。反対に時間ばかりかけて意味のないことばかりしても疲れるだけでこれもまた何の意味もありません。しっかりと成績を伸ばしたいのなら、効果的な勉強法をきちんと時間をとってバランスよくやりましょう!

 

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勉強方法だけ知って満足していたり、時間ばかりかけてしまって伸びない、という方がいれば一度自分の勉強スタイルを見直してみませんか?そういったきっかけになれば幸いです。受験であれば本番までもう少しですね!頑張りましょう!

 

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12月 14, 2016

勝つための暗記とは

こんにちは。寒くなってきましたね。インフルエンザが流行ってくる頃だと思います。予防接種は打ちましたか?体調には十分気を付けましょう。

今回は以前に触れた効率的な暗記について論理的な視点で今回もう一度触れていきたいと思います。

 

・暗記とは!

まず暗記をしてそれをテストで書けるようにするためにはまず1つは「知っている」ことと「理解している」ことの2つが必要です。

例えば、「織田信長」という漢字が書ける幼稚園の子がいたとします。ではテストで織田信長を答えることが出来るでしょうか?おそらく答えられないです。それは織田信長という漢字だけを知っているからで、「楽市楽座を行った人物は誰か?」であったり、「長篠の戦いで鉄砲を用いて武田軍を倒したのは誰か」であったり、「桶狭間で今川義元を倒した人物を答えよ」といった答えが織田信長になる問題を知らないからです。知っていなければ当然答えることはできませんが、それが何なのかを理解していないことには得点できません。

「知る」ためにはまずは教科書を読んだり学校の授業を受けたり、問題集を解いていれば問題ありません。ただ、それを「理解」するためにはノートまとめなどが必要になってきます。人はその単語を見たときに記憶の中にはその単語があります。ただし記憶の奥底に置かれたままでは実際にテスト本番で書くことが難しくなってきます。なんとなくで記憶するのではなく、覚えたことをしっかりとまとめておいて記憶を引っ張り出せるようにしておきましょう。

何を言っているんだ!?という方、例えば箱の中にたくさんのものを詰め込んだとします。では、その中からビー玉のような小さいものを出してください!と言われたら時間がかかりますよね?箱が脳、たくさんのものをたくさんの知識とすると、テストの時に頭の中から必要な知識だけを取り出してくるのはきちんと整理しておかないと難しいのです。この整理に当たるのが、ノートまとめです。

 

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・「理解」のイメージ

知った知識がきちんと出せるようになることが暗記科目で理解した、ということになります。「わかっていたのに!」「覚えていたのに!」「これやったんか!」という暗記科目でありがちなパターンは理解が不足しているので覚えていないことと同じことです。覚えて使えるようになって初めてテストで得点できるようになるのです。また、ノートをまとめるときに最も知っておいて欲しいのは「作業をしない」ということです。一番のコツは「教科書や問題集のことを自分の言葉で簡単に」がコツです。簡単にするためには大事なところが何なのか知っておく必要がありますし、大事なところをまとめるために必ず「考えて」まとめます。書き写してしまうと作業になってしまい、何も考えないので疲れるだけで何一つ頭に入りません。教科書の文を全部写すくらいならその労力でほかのことをしましょう。

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・終わりに

暗記はやり方さえ間違えなければ一気に得点を伸ばす単元になりますが、それゆえに方法を間違えると時間ばかり過ぎてしまう側面もあります。時間をかけることは大事ですが、時間さえかければ覚えられるものではありません。ぜひ実践してください!

 

 

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11月 30, 2016

過去問を解こう!・・・と知っておきたいこと。

すっかり寒くなりましたね。季節の変わり目で、急に寒くなったときは最も風邪をひきやすいタイミング。体調には十分気を付けてください。

さて、冬休みです。センター試験、私立の大学受験、高校受験、みなさん過去問をそろそろ解いていきたい時期に当たります。

今回は過去問がどういう立ち位置に存在しているかを考えていきたいと思います。

 

①過去問は一生に一度しか初回を受けられない。

まず最も大切なのがこれです。同じ年度の問題を2回目、3回目と受けたときの得点は答えをある程度覚えてしまうため明らかに高く出てきます。過去問は1回目の得点が最も大切なのです。それも同じ年度は一生に一度しか受けられません。例えば中3生徒であれば公民や理科は全範囲きちんとやったか、数学の三平方や円周角は習ったのかどうかを考えてみてください。「習ってないから飛ばす」「全く見たことないから考え込む」は本番では起こりえないことです。一生に一度の過去問を本番で起こりえない受け方をするのはもったいないです。まず全範囲をある程度理解してから過去問を解きましょう。

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②過去問は時間のある時に。

次に大事になるのがこれです。基本的に過去問は志望校に対して最高の問題集になっているはずです。解いて得点を出して終わるだけではもったいないです。必ず解き直し、見直しをしなければなりません。そうした余裕があって時間があるときに採点と直しをしましょう。冬休みなどの長期休みが過去問に向いていると言われるのもこれが一つの原因です。また、解説をしっかりと読むようにしましょう!過去問があれだけ分厚いのは解説がついているからです。

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③過去問後の勉強

出来なかった範囲や絶対に得点すべき場所が見えてきます。過去問は単元を1から100まですべてを教えてくれる問題集ではなく、学校ごとに沿った難易度の問題が羅列されています。解説を理解できる力を付けてから解くことはもちろん、その後弱点になっている単元を他の問題集から演習しておくことが大切になってきます。

 

以上3点です。冬休みの過去問演習は勝負を決める一つの要素です。しっかり頑張りましょう!

 

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10月 21, 2016

模試と判定の読み方

この時期、学校のテストだけでなく外部の模試をたくさん受けている時期だと思います。そこでたくさんの模試の判定を目にすることだと思います。今回は模試の判定や成績の読み方に対してどう考えていけばよいのか、アドバイスしようと思います。

 

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①偏差値

偏差値とは簡単に言うと自分の点数が平均よりどのくらい離れているのかを示す指標です。50がちょうど平均です。50より大きいと平均以上、50より小さいと平均以下、ということになります。

また、模試の開催している会社によって模試の難易度は違います。この大学は偏差値50だから、と考えるのでなく、~模試で偏差値50、のように考えていきましょう。例えば、希望生徒のみが受ける模試と全国の高校生がほとんど受ける模試とでは同じ実力の持ち主でも大きく偏差値が変わってくることが予想できます。偏差値も大切ですが、判定にもしっかりと目を配りましょう。

 

②判定

判定は大切なもので、今の自分の実力通りに進むとどうなるのかを表したものです。

一般的にA判定あれば安全圏と呼ばれ、合格できるとされています。ただし、たとえA判定ができていても不合格になることはあります。安全圏とはいえ、一発勝負の受験には何が起こるかわかりません。当日の体調や問題の相性、計算ミスなどで決まることだってあるのです。

その反対で、E判定から見事合格したケースも多数見ています。E判定だから絶対に無理だ、とあきらめてしまうのではなくて模試の結果からは「何をしなければならないのか」を読み取っていち早く対策ができる人が一番伸びる人なのです。

 

③模試の結果で最も怖いこと

模試の判定で一番怖いのは成績が上がった時と下がった時、両方です。上がった時は油断します。下がった時はモチベーションが下がります。そもそも模試の成績は一定ではなく多少上がり下がりするものです。最も大切なことは「見直し」であって現実逃避ではありません。気持ちはわかりますが、自分のすべきことを模試の結果からすぐに判断してやるべきことをやりましょう。

 

④模試から一番学んで欲しいこと

一番学んで欲しいことは間違い直しをするということです。後は今後の勉強を決めていくことです。模試の直しは自分にとって最高の問題集になっています。模試の時間中、考え抜いてわからなかった問題がわかるようになるのは単純に自分の学力アップにつながります。

また、結果から学んで欲しいことは次、どんな勉強をするのかということになります。模試の結果表には自分ができていない単元が書かれています。学校の先生、塾の先生と相談したり、自分でいろいろと工夫して問題集を選ぶなど家庭学習で何をするのか明白にしていきたいです。

 

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以上です。模試は結果を見るだけのものではないとおわかりいただけましたでしょうか。結果を見て一喜一憂するだけでなく、結果から何をしていくのかを考えられるようになって初めて価値が出るものなので、すぐ捨てるのでなく、いろいろ考えてみたり、相談してみてはいかがでしょうか!

みなさんの成績が伸びていくことを願っています。   

10月 01, 2016

今、一番知ってほしい、「勉強の心の持ち方」

今、一番知ってほしい、「勉強の心の持ち方」

 

こんにちは。受験生のみなさんは夏休みを終えて、新しい単元を習ったり、たくさんの模試を受けたり本当に大変な時期ですね。ただ、ここを乗り越えた人の努力は、必ず成果となって自分の力になります。反対に、乗り越えられなかったら自分の力は下がってしまいます。ここが頑張りどころです!

以前書いた内容と少し被るかもしれませんが、受験勉強すべてにおいて、ここはこう考えておいてほしい!というところを3点挙げます。もちろんこの記事に書いてあることだけが正解ではありません。たくさんの意見を聞いて、自分の勉強スタイルをしっかりと確立してください。その助けになれば幸いです。

 

1.勉強は間違いが宝、模試とテストは結果が宝、試験は合格が宝

 

これです。まず、勉強は間違えなければ勉強が出来ません。高校3年生の受験勉強がアルファベッドの練習だけだったらどうでしょうか。何も伸びませんよね。「間違えるのが嫌だから、簡単な基礎問題しかしない」というのでは何も成長しません。歯磨きもトイレも顔を洗うことも、お風呂の入り方も、何もかも失敗して学んできたはずです。生まれてすぐにそういったことが出来ましたか?いろいろと経験を通して人は成長してきたのです。勉強も同じです。失敗することはだれでも恥ずかしいでしょうし、嫌だ、という気持ちはあるでしょう。ただ、勉強の世界は失敗を乗り越えた人だけが上に立てる世界でもあるのです。自分1人で勉強する時は難しい問題をたくさん解いて、その間違いを正解に変えていく訓練をしましょう。問題集がすべて×でもテストで結果を出せればOK、試験に合格できればOKです。反対に問題集がすべて○でもテストで結果が出なくて、試験に合格できなくなるのは嫌ですよね。メリハリをつけて、結果を出すべきところでしっかり出せるように頑張りましょう。最後に、テストは結果が宝ですが、間違い直し(勉強)は間違いが宝です。何が言いたいかわかりますか?勘のいい人はわかったかもしれません。テストの間違い直しは最高の勉強です。さあ、この記事を読んだら今すぐにノートを開いて直しを行いましょう!

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2.暗記科目は人に教えるつもりで!

 

私が延々と生徒に言い続けていることがこれです。単に丸暗記の時間をたくさんとっても短期的な暗記しか出来ません。長期的な暗記をするためには「印象」と「理解」が大切です。例えば覚えた内容を友達や家族と話してみたり、ノートまとめの代わりに解説書を作ってみたり。たくさんやり方があるはずです。人に話すためには内容を考えて話す必要があるので、必然的に理解が必要になりますし、ましてや解説書を作る側の人間がその内容を理解できていないということはありません。「考える」「理解する」この2点だけで飛躍的に暗記の効率が上がるので、ぜひ試してみてください。

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3.勉強の志気を上げるために

 

音楽を聴きながら、漫画を読みながら、友達としゃべりながら…いろいろな「ながら勉強」があります。さて、志気を上げるために必要だと思うのはどれでしょうか?私は音楽を聴きながらは許容範囲ではないかと考えています。これは賛否両論あると思います。絶対に音楽を聴きながら勉強するべきでない、音がうるさい、たくさんの意見があると思いますが、今回は私の意見を述べることにします。ただ、漫画を読みながらやしゃべりながら、というのは許容範囲ではありません。他ごとを考えてしまうとそっちに集中が行くので勉強になりません。

さて、音楽ですが、基本的にはJ-POPのような歌詞がある歌はおすすめしません。歌詞があると問題文を読むときに雑音となってしまいます。洋楽のように歌詞がわかりづらい(大ファンであれば全部わかるかもしれませんね。)ものであってもだめです。サビでテンションがあがり口ずさみたくなるのです。私も高校時代によくJ-POPを聴いて勉強していたのですが、問題を解く速度が遅くなり、集中力が低下したため勉強中は聴かないようにしました。代わりに聴いていたのがクラシックです。実際にどうかはわかりませんが、「ワルキューレの騎行」をはじめとするワーグナーの音楽や「トルコ行進曲」をはじめとするモーツァルトの音楽が集中力を高めることで有名だそうです。実際自分は音楽を聴きながらでも集中できるタイプだったのでいろいろ試している時期がありました。最初、自分も好きな歌手のJ-POPを聴きまくっていましたが、テンションはあがるものの能率は下がってしまいました。結果的に、自分が聴いていたのもこういったクラシックが主になっていきました。不思議とクラシックは雑音と捉えられずBGMのような効果があったように今でも感じています。ただ、音に敏感で集中できない、という方もいらっしゃると思います。そのときは耳栓をするのが一番でしょう。人それぞれ、集中するための最適解があります。その環境作りも大切でしょう。

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以上です。この記事を読んでくれた方の成績が上がることを心から願っております。

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