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端午の節句 アップ学習会 都島教室
皆さんこんにちは。
ゴールデンウィーク最終日はあいにくの雨ですが、いかがお過ごしですか?
緊急事態宣言が発令され、感染者数も収まりをみせない状況が続いています。
娯楽施設やショッピングモールも休館している連休。
楽しく過ごせていますか?
出来ない、禁止事項が多くなればなるほど、”ダメ”に目が行きがちですが、そんな中でも”可能なこと”に目を向けられるようにしていきたいな~。と感じる今日この頃です。
さてさて、タイトルにも書きましたが、連休最終日の今日は
”端午の節句”
ですね!
暦の上では”立夏(りっか)”という日で、夏の始まりにあたります。
○○の節句 というのは、季節の区切り
という意味でもあります。
”桃の節句”や”七夕の節句”などもありますね。
端午の節句と言えば、かしわ餅やちまきを食べますが、その由来をご紹介したいと思います。
~ちまき(粽)の由来~
実はちまきは、元々中国から伝わった文化なんです。
約2300年前の中国、国王の側近として仕え国民からも慕われていた詩人(屈原さん)が、反対派の人たちの陰謀によって国を追われます。
国の行く末に失望した屈原さんは、5月5日、川に身を投げてしまいました。
そんな屈原のことを悲しんだ国民が、お供えとして葉に包んだもち米を川に流すようになったそうです。
そこから、中国では5月5日に粽を作り災いを除ける風習ができたと言われています。
これが平安時代、端午の節句の伝来とともに粽も日本に伝わり、今に至ります。
~かしわ餅の由来~
ちまきとは異なり、こちらは実は日本発祥!
江戸時代に生まれたと言われています。
柏の葉は、新芽が生えてこないと古い葉が落ちないため
”子が生まれるまでは、親は死なない”から
”跡継ぎが絶えない”、”子孫繁栄”に結びつき、縁起の良い食べ物として江戸を中心に広まりました。
ちなみに、関西ではちまきが、関東ではかしわ餅が主流なんだそうです。
~5月人形を飾る由来~
端午の節句には、鎧兜など武具も飾りますね。
これは鎌倉時代から室町時代にかけての武士の文化が関係しています。
5月から6月にかけて(梅雨に入る前に)武士の家庭では、鎧や兜を出して、家の中に飾る習慣がありました。
武具に風を通して湿気をとったり、害虫から守るためと言われており、”虫干し”と呼ばれています。
鎧兜は武器でもありますが、武士にとっては自身の身を守る大事なもの。
そこから、端午の節句に合わせて鎧兜や五月人形を飾り、”わが子を守ってくれるように”と願いが込められるようになりました。
さて、最後にご紹介するのは
~こいのぼりが泳ぐ理由~
こちらも鎧兜と同じく、武家の文化に由来しているんです。
元々は武将の家に子ども(跡取り)が生まれた際に、のぼりを掲げていました。
この”のぼり”が、武士の家庭では”吹流し”になります。
そして、庶民もこの吹流しに対抗し、江戸時代以降は「鯉の滝登り」(中国の故事)を参考にして、”鯉のぼり”が考案されました。
こうして今のこいのぼりの原形が出来上がったんですね。
調べてみると、いろんな時代に様々な人たちが案を出し文化ができ、今に至っていることが分かりますね。
国も違えば時代背景も違う。
ただ、より豊かなものにしたい。や、成長させたい。という願いが込められたものが多いですね。
”文化や行事の成り立ちを探ること”これも、立派な歴史の勉強ですね。
教科書の通りに覚えるだけが勉強ではありません。
身近なことから掘り下げていく。調べてみる。
これが一番身につきやすい学習法です。
端午の節句のこと、みんなに話したくなったでしょ?
もちろん、中間テストの対策法や日々の課題のこなし方なども指導中です。
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