復習はこまめに行いましょう。 | 松原教室
こんにちは!松原教室です!
みなさん、いかがお過ごしでしょうか?
突然ですが、みなさんは「エビングハウスの忘却曲線」というものをご存知でしょうか?
非常に有名なものなので、見たことがあるという方も多いのではないでしょうか?
「エビングハウスの忘却曲線」というのは、ドイツの心理学者であるエビングハウスが行った実験の結果になります。
アルファベットの羅列した意味のない単語を記憶し、その記憶した単語を再び記憶する時に1回目に記憶した時と比べてどれくらい記憶できるまでの時間が短くなるのかを実験しました。短くなった時間を節約率として表しており、節約率が高いほど覚えなおすのにかかった時間が短かったという事を示しています。
その実験結果によると、
20分後→節約率が58パーセント
1時間後→節約率が44パーセント
1日後→節約率が34パーセント
2日後→節約率が27パーセント
6日後→節約率が25パーセント
となっており、節約率は記憶してすぐに急激に下がって、その後は緩やかに下がっていきます。
つまり、人間は記憶したことは覚えた瞬間からすぐに忘れ始めて、その後はゆっくりと忘れていきます。
覚えた!となったものも20分も経てば結構な量を忘れてしまっていますし、1日も経てば大半を忘れてしまっているということが分かります。
もちろんエビングハウスが行った実験は無意味な単語なので急激に忘れやすいということも考えられ、ストーリー性や繋がりのある実際の学習内容であれば、無意味な単語よりは忘れにくいと考えられられます。しかし、いずれにしても記憶したことをすぐに忘れてしまうということには変わりありません。
では、せっかく記憶したことを忘れないように記憶していくにはどうすればいいでしょうか?
その答えは、復習をこまめに行うことです。
一度覚えたことはどんどん忘れていってしまうため、もう一度覚えなおすこと(復習)を行わないといけません。
この復習を行う際には、こまめに行うことが重要です。エビングハウスの実験から分かるように、時間が経過するごとに節約率は低下していきます。そのため、早いうちに復習を行えば短い時間で覚えなおすことが出来ます。覚えてから1ヶ月以上経ってから復習を行っても忘れてしまっていることが多くなってしまいます。早めに復習の機会を取って、効率的に覚えていくことが重要ですね。
例えば、英単語を覚えようとなったら、一度覚えたら満足!ではなく繰り返し覚え直すようにしましょう。1時間後に見返す、次の日にもう一度見返す…のようにこまめに復習を繰り返していけば、どんどん忘れにくくなっていきます。
せっかく覚えたことも、どんどん忘れていってしまっては非常にもったいないですよね。こまめな復習を心がけて、どんどん自分の知識を増やしていけるようにしていきましょう!
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