夏休みの宿題サポート(ポスターの書き方編)【アップ学習会 沢ノ町教室】
最近小学生のお母様とお話をした中で、こういうお話がありました。
「夏休みの宿題は最初にほとんど終わらせたけど、
ポスターだけが残っているんです…」
実は結構こういう子は多いんです。
真面目な子は特に、テキストやプリントはすぐに終わらせるものの
ポスターや自由研究になかなか手がつけられないことがよくあります。
「早く宿題を終わらせなさい!」と毎日のように言うのは
お母様も疲れますよね?
そこで、ちょっとした手助けをさせていただきます。
まだ終わっていない子、この週末にしようと思っている子には
ぜひご活用いただきたいです!
①テーマを考える
夏休みの宿題では、たいていの場合テーマが決まっていて
それに合わせたポスターを描くことが多いです。
子どもに馴染みがないテーマの場合、
まずは本やネットで調べたり、お母様自身が教えてあげてください。
できるだけ簡単な言葉で伝えたり、例えを用いるといいですね。
『水を大切に』『平和』のようなテーマの場合は
子ども自身がしっかりイメージできることが多いので大丈夫です。
②イメージを広げる
次に、お母様がたくさん質問をしてあげて、
子どものテーマに対するイメージをどんどん広げてあげてください。
例えば、『水を大切に』がテーマの場合
「どうしたら水を大切にできる?」
「…わからない」
「じゃあ、いつ水を使う?」
「手を洗うとき」
「手を洗うときに、どうしたら水を大切にできる?」
「うーん…」
「反対に、水を無駄にしてるのってどういうこと?」
「水を出しっぱなしにする」
「じゃあ、どうしたら水を大切にできる?」
「水を出しっぱなしにしない」
「そうだよね、水を止めたら大切にできるね」
という感じで、言葉を変えて質問をしていきます。
ここは少し時間が掛かる場合もありますが、
丁寧に、子ども自身が自分の答えを見つけられるようにしてあげてください。
どうしても出てこない場合はヒントをあげて導いてもらっても大丈夫です。
子どもが「自分で考えた!」と感じることが大切なのです。
③具体的に考えていく
ここまできたら、だいぶイメージしやすくなってきました。
次にどんなイラストを描くか考えていきます。
ここでも質問をしてあげてください。
「手を洗うポスターにしようと思ったら、どんな絵を描く?」
すぐに「手、水、蛇口」「水を出してる人と止めてる人を描く」など出てくる子は
自分の中でかなり完成のイメージが出来上がっています。
そこからはどんどん自分で進めていってくれる子も多いです。
まだまだイメージができない子は、少しずつヒントをあげてください。
実際に洗面所に行って考えてみたり、手を洗ってみてもいいかもしれませんね。
④完成図を頭に浮かべる
あとは、さっき出たイメージを描くだけです。
まだちょっと曖昧な場合は、先に違う紙に描いたり
鉛筆で下書きしてみてもいいですね。
標語が必要な場合も多いと思いますが
難しく考えなくて大丈夫です。
テーマの「水を大切に」でもいいですし、
そのイラストに合わせた言葉を考えるのもいいかと思います。
字を書くときはまず大きめに書いてみて
同じ色で少しずつ太くしていくと書きやすいかもしれません。
今回は普段あまりポスターを描かない子向けでしたが
テーマやその子はどれだけイメージできるかによって
手順や質問などは少しずつ変えていきます。
教室でポスターを描くのは難しいですが手助けはできるので
もし困っている方がいらっしゃったらぜひご相談ください!