西宮市鳴尾教室ブログ


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03月 30, 2017

~楽しき国語の世界①~

こんにちは。今回は、国語の楽しさを味わってもらおうと思います。

第1回は読点の必要性についてを考えていこうと思います。読点は「、」のことです。

まずは、こちらの文を見てください。

 

「私はへとへとになりながら逃げる猫を追いかけた。」

 

この文章でへとへとになっているのは誰ですか?実はこれだけだと「私」がへとへとになっているのか「猫」がへとへとになっているのかわからないのです。

 

「私は、へとへとになりながら逃げる猫を追いかけた。」

これならへとへとなのは猫ですね。

「私はへとへとになりながら、逃げる猫を追いかけた。」

これだとへとへとなのは私です。

 

読点は文を読みやすくするだけでなく、意味の取り違いを防ぐ役割があります。打つべきところは、朗読したときに息継ぎをするだろう場所に打つというのと、「ああ」「ねえ」などの独立語の後に打つといいでしょう。ただし打ちすぎには気を付けてください。

「私は、へとへとになりながら、逃げる猫を、追いかけた。」だと結局また意味がどっちつかずになって本末転倒ですし、

「私は、へとへとに、なりながら、逃げる、猫を、追いかけた。」なんて文節ごとに打っていたらもう見づらくて仕方ないです。

 

読点をきれいに打つことも国語の味わい。ぜひぜひお試しください!

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