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~楽しき国語の世界①~
こんにちは。今回は、国語の楽しさを味わってもらおうと思います。
第1回は読点の必要性についてを考えていこうと思います。読点は「、」のことです。
まずは、こちらの文を見てください。
「私はへとへとになりながら逃げる猫を追いかけた。」
この文章でへとへとになっているのは誰ですか?実はこれだけだと「私」がへとへとになっているのか「猫」がへとへとになっているのかわからないのです。
「私は、へとへとになりながら逃げる猫を追いかけた。」
これならへとへとなのは猫ですね。
「私はへとへとになりながら、逃げる猫を追いかけた。」
これだとへとへとなのは私です。
読点は文を読みやすくするだけでなく、意味の取り違いを防ぐ役割があります。打つべきところは、朗読したときに息継ぎをするだろう場所に打つというのと、「ああ」「ねえ」などの独立語の後に打つといいでしょう。ただし打ちすぎには気を付けてください。
「私は、へとへとになりながら、逃げる猫を、追いかけた。」だと結局また意味がどっちつかずになって本末転倒ですし、
「私は、へとへとに、なりながら、逃げる、猫を、追いかけた。」なんて文節ごとに打っていたらもう見づらくて仕方ないです。
読点をきれいに打つことも国語の味わい。ぜひぜひお試しください!
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