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最近話題の「水素水」の効果とは?/鳳第2教室
みなさん、こんにちは!
最近健康ブームにより、
「水素水」
が話題となっていますね!
その効果は…
「がんに効く」「ダイエットに!」「水素水でうがいをすると口臭予防になる」
などと言われていますが、実際のところはどうなのでしょうか…?
そもそも、水素とは!
(ここは、定期テストや入試で出てくるところなのでメモしておいてくださいね)
~突然ですが、水素テストです~
➀( )色( )臭の気体 ②すべての気体の中で一番( ) ③水に( ) ④よく( )
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どうでしょうか?すべてこたえられましたか?
答えを発表します…
➀無(色)無(臭)の気体
②すべての気体の中で一番(軽い)
③水に(溶けにくい)
④よく(燃える)
これが水素の性質です!
水素は水に溶けにくいので
「水上置換法」
で集めるんでしたよね!
水素を集めたいときは、
亜鉛、鉄、アルミニウムなどの金属に、
うすい塩酸を加えると、
水素が発生します!
(ここもとても重要なところです!)
みなさん、水素に関してはこれでもう完璧ですね!
話を戻して…
いつから水素水が健康にいいと言われ始めたのでしょうか。
水素水が話題となったきっかけは、
平成19年に日本医科大の太田成男教授の研究チームが
「水素ガスが有害な活性酸素を効率よく除去する」
という論文を発表したことだそうです!
活性酸素とは、
体の細胞を「酸化させる=サビさせる」もので、
その結果動脈硬化、糖尿病、がんなど
様々な病気の引き金にもなるといわれているものです。
これがきっかけで話題となった水素水ですが、
実は・・・・
明治大学情報コミュニケーション学部の石川幹人教授によって
「疑似科学(ニセ科学)」だと結論づけられました。
石川教授によると、
「今話題の水素水の多くは、電解還元水のことで、かつてアルカリイオン水と呼ばれたもの」
だそうです。
アルカリイオン水は平成4年頃から、
「体内を弱アルカリ性に変える」
「消化不良、慢性下痢、アトピー性皮膚炎に効果がある」と話題になり、
かつて健康ブームが巻き起こっていた時に、
爆発的に人気となりましたね。
では、なぜ水素水がニセ科学といわれているのか?
それは、水素の性質を思い出してください。
「水素はすべての中で一番軽い」という性質がありましたね。
つまり!
水素の分子はとても小さく、なんでもすり抜けてしまいます。
そのため市販されている水素水は、
水素濃度が低く、飲んだ水素も胃の中で消えてしまうといわれています。
水素の健康効果に関する研究はまだまだ開発途上な状態です。
水素が体にいいのか、それとも有害なのか、
まだまだ分からないことは多いので、
水素を取り入れていくかどうかは、判断に注意が必要です!
ただ、今回覚えておいてほしいことは…
水素の性質は…
➀無色無臭の気体
②すべての気体の中で一番軽い
③水に溶けにくい
④よく燃える
水素の集め方は
亜鉛、鉄、アルミニウムなどの金属に、
うすい塩酸を加えて、「水上置換法」で集める!
これだけは完璧に覚えておいてくださいね!
日常とはあまりかかわりがないと思っていた水素。
調べてみると、私たちの生活を密接に関係していますね!
日常にはこのように色々と勉強にかかわりのあるものが転がっています。
ぜひ皆さんも調べてみてください!
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