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『オススメ読書法』個別指導アップ学習会 加美教室
みなさん、こんにちは!
加美教室です!
まずは、私立高校、合格された方々、おめでとうございます!
それから、公立高校を受験される方は残り1ヶ月、一緒に頑張っていきましょう!
さて、前回、このブログでもお伝えさせていただきましたが、2021年度に教科書が大きく変わります。
国語では、今までのように漢字の書き読みや読解力だけでなく、話し合いをしたり、自分の意見を考え、それを述べることが重要になってきます。
こういった能力は一朝一夕に育てられる能力ではありませんが、学校での勉強だけでなく、社会に出てからも非常に重要な能力でもあります。
そこで、こういった能力を育てる、『やってみる価値あり!』な方法について、今日はご紹介させていただきます!
その方法は、ずばり「本を読むこと」です!
「な〜んだ、そんなことか。そんなことなら、もう知ってる」と思われたかもしれませんが、
たしかに、本を読めばいいことはテレビなどでも良く紹介されています。
しかし、今は、テレビやスマホなど刺激的なものが多く、本を読むことは意外とハードルが高いと感じられる方も多いと思います。
そこで、ここでは、もう一歩踏み込んで、少しでも本を読むハードルを下げつつ、2021年度から必要とされる能力を育てていく読書法についてご提案させてください。
それは、「親子で朝の10分読書法」というものです。
内容を簡単に説明させていただくと、親子で、朝、10分間だけでいいので読書する、そして、その10分が終わったら、お互いに感想を言い合う、というものです。
(ここで注意なのは、ちゃんと感想を言うことです。読んだ本のあらすじをまとめたりするのではなく、感想、つまり、読んで何を思ったか、や、主人公のこういう行動にどんな気持ちになったか、主人公はこういう行動をしたけど違うんじゃないか?といったものです。)
こうすることで、自分の気持ちや考えを言葉で表現するという力(意外とこれができない子が多いのです。)が身に付きますし、日頃からさまざな物事に対して考える癖をつけることができます。
この読書法を行う上でいくつかポイントをまとめておくと、
①読む本は自分が楽しいと思える、自分の興味や関心にあった本を選ぶ。
先ほども書かせていただいたように、普段から本を読まない人にとって、本を読むことはとてもハードルが高い行為です。
そこで、少しでも本を読む時間が楽しいものになることが重要なのです。
そのためには、お子様にはお子様の、保護者の方には保護者の方の興味や関心に合った本を選ぶ方が良いのです。
例えば、お子様が野球やサッカーなどのスポーツが好きなら、スポーツを主題にした小説が楽しめるかもしれませんし、パソコンやゲームが好きなら、SFなどの小説を夢中になって読めるかもしれません。
こういった本選びには、年齢相応のものであることも重要です。小学生低学年がまだ理解できないような中学生向けの本を渡しても楽しめないので、年齢に合った本を見つけることが吉です。
では、このような自分にピッタリの本をどうやって探すかというと、手早く探すなら、
「中学生 おすすめ 小説」と検索するのもいいのですが、おすすめは、やはり、
「図書館で実際に色々と見てみること」です。
図書館にはさまざまな本があり、子ども向けの本も大量にありますから、実際に手に取って、面白そうだなと思う本を選ぶことができます。
また、図書館の職員さんは本を読んだり選んだりするプロでもあるので、そういった方にどんな本がオススメか、相談してみるのも良いと思います。
②毎朝じゃなくても一週間に2〜3回など、それぞれのご家庭にあったペースで
やはりこれも、本を読むハードルの高さを少しでも下げるためのポイントなのですが、いきなり、毎朝というのは難しいものがありますので、最初は一週間に一回から始めて、そこから慣れていったり、もっと読みたい!とお子様が望めば、回数を増やしていくかたちです。
これなら、それぐらいのペースなら、と本を読むのが苦手なお子様も気軽にやってくれるかもしれません。
③親子のコミュニケーションを楽しむ!という気持ちで。
この読書法を提案させていただいた際に、
「なんで子どもだけでなく、保護者も一緒に本を読むのか」とお思いになった方も多いかもしれません。
この理由は、お子様にとって、お子様だけが本を読み、保護者様は読まないという形だと不公平だと感じ、やってくれない可能性が高いから、というのももちろんありますが、
最も重要なのは、親子でのコミュニケーションを楽しむ、という点にあるからです。
最初にも述べさせていただきましたが、本を読むのはハードルが高く、また、今ではさまざまな情報があるので、本を読むのを「学校の勉強と同じでつまらない」と感じているお子様も多いのです。
そこで、朝の10分読書法では、これは勉強なのではなく、本をただただ純粋に楽しむという気持ちで行うことが重要なのです。
なので、最後にお互いの感想を言い合う際には、
「それはおかしい」とか、「そうやって読むのは間違ってる」などという必要は全くありません。
むしろ、そういったことを言ってしまうと、お子様にとってはマイナスでしかありません。
ただ純粋にこう思った、とか、こういう気持ちになったという考えを受け止めてあげればいいのです。
これを通じて、読書という親子間の共通の話題ができることもとても有意義です。
さて、以上のポイントをまとめると、
①読む本は自分が楽しいと思える、自分の興味や関心にあった本を選ぶ
②毎朝、じゃなくても、一週間に2〜3回など、それぞれのご家庭にあったペースで
③親子のコミュニケーションを楽しむ!という気持ちで
の3つになります。
10分だけなので、そう簡単に結果がついてくるわけではありませんが、やるのとやらないのでは、結果は大きく異なってくると思われます。
みなさまのご家庭でも「親子で朝の10分読書法」をためしてみてはいかがでしょうか?
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