06月 08, 2015
お子様は点数の壁を感じたことはありますか?|下松教室
初めまして、
「アップ学習会ってどんなところ?」という方には興味を持ってもらえるように、
通塾いただいている方には一層興味を持ってもらえるように、
お子様の学習に役立つ情報を
自分の学生時代の経験や、これまでの指導経験を活かしてバシバシと発信していきます!!
■今回のテーマは
「お子様は点数の壁を感じたことはありますか?」です。
頑張っているのになぜか点数が取れない……
今回こそは!と思ってテスト勉強をして、テストが終わっていい感触だと思っていたのに
いざテストが帰ってきたら、目標点に数点足りなかった!!おしかった!!という経験は一度は皆さんあると思います。
■壁をつくっているのは?
5教科で普段400点をとっている生徒は425点や450点の壁、
300点後半の生徒は400点の壁、200点前半の生徒は250点の壁などキリのいい数字で感じているようです。
なにも学校の先生は「よし!○○点をとれないようにテストを作ってやろう!」と考えて作っているわけではありません。
生徒も「今回のテストは目標点が80点だから76点を取ってやろう!」と考えているわけではありません。
■では、成績の壁とはなんなのでしょうか?
実は多くのお子様は、心のどこかで「失敗したらどうしよう」とか「先生も次のテストは難しいと言っているし、点数が上がるはずがない」と思ってしまっています。
要は良くない思い込みをしてしまっています。
これを「マイナスのプラシーボ効果」といいます。(ノーシーボ効果ともいいます)
例えば、有名なマイナスのプラシーボ効果の例として「カーネルサンダースの呪い」が挙げられます。
※カーネルサンダースの像を阪神ファンが道頓堀川に落としたせいで、タイガースは優勝できないのでは?という噂があります。
冷静に考えるとカーネルサンダースのせいで優勝出来ないっておかしいですよね?
でもチームの調子が悪くなると、ファンや選手の頭の片隅には「もしかして呪いかも……」というのがよぎります。
プロの選手ですら、そうなると力が出せないわけですから、中高生が伸び悩むのは、もしかすると自然なことかもしれません。
しかし、学校の授業は待ってくれないので、伸び悩むのは当然短いに越したことはありません。
■一番大事な事
一番大事なのは「スランプや伸び悩みを一度も感じたことがないという人は一人もいない。」
ということです。オリンピック選手や一流のスポーツも必ず経験しているのです。
彼らに共通するのは「スランプでも諦めなかった」ということです。
彼らが、「記録が出ないから諦めた」「調子が上がらないから競技をやめた」のであれば、今ここにはいないはずです。
そもそも、いま成績の壁を感じているお子様は、少なくてもこれまで取り組んできた行いがあるからこそ、悩んでいるのです。
■最後に
元ヤクルトスワローズ、現サンフランシスコ・ジャイアンツで活躍中の青木宣親選手は
プロ入り一年目、思った成果が出なかった時のことをこう語っています。
(一年目のオープン戦で一本もヒットが打てなくて)
“「最初は、『俺、本当に落ちたな』と思ったんですが、『あきらめるな』と言い聞かせてとりあえず、バットを振り続けました。沢山の人の話にも耳を傾けました。2軍でもすごく打っている選手がいると、年齢とか関係なく質問をしました。『どういう感覚?』『何で強く振れる?』と、何でもいいから自分が疑問に思ったことを聞きましたよ。そして、試す、ダメだったら捨てる。その繰り返しをしていったんです」”
(“壁を乗り越えたあの瞬間 スポーツキャリアの転機/ http://type.jp/s/kakokiji/type/0705_sport.html”より引用)
青木選手が今メジャーで活躍しているのも、この時があるからと思うとやる気が出てきませんか?