国際機関の略称の覚え方 | アップ学習会 | 藤井寺教室
こんにちは!藤井寺教室です!
みなさん、いかがお過ごしでしょうか?
本日、6月20日は「世界難民の日」という日になっています。
これは、国連により2000年に制定され、難民の保護とその支援に対する国際的関心高め、
国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)を含む国連やNGOの活動に理解を深める目的で制定されました。
現代でも、政治的な迫害や武力紛争や人権侵害により住む国を逃れて、他国に庇護を求めている難民の方が多くいます。
ここ数年であれば、シリアでの内戦の際に、多くの難民がヨーロッパへ助けを求めて移動し、いまだ自分の国へ帰ることができていない人々が多くいると報道されています。
シリアでの難民をはじめ、難民支援を行う国連の機関として国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)があります。
このUNCHRは、以前に緒方貞子さんという方が国連難民高等弁務官を務めていたこともあり、日本でも有名な国連機関ですね。
さて、そんなUNHCRの他にもたくさん国連機関が存在し、そのほとんどはアルファベットの略称があり、
これを社会科の授業では覚えないといけません。
たくさん覚えないといけないので、苦手とする方も多いのですが、これには覚え方のポイントがあります。
それは、その組織の英語の名称とセットで覚えることです。
例えば、よく出てくる国際機関を少しだけ挙げると、
・世界保健機関(WHO) → World Health Organization
→WはWorldだから世界、HはHealthで健康や保健という意味、Oは機関・組織という意味のOrganization。
・世界貿易機関(WTO) → World Trade Organization
→WとOはWHOと同じ。Tは貿易を表すTrade。
・国連教育科学文化機関(UNESCO) → United Nations Educational Scientific Culturel Organization
→UNは国連という意味のUnited Nations。教育・科学・文化のそれぞれの英単語の頭文字をとっている。
・国連児童基金(UNICEF) → United Nations Children’s Fund
→UNICEFだけ特殊で、設立当初は「国際連合国際児童緊急基金(United Nations International Children’s Emergency Fund)」という名称だったので、今の英語名称の頭文字とは一致しない。
英語の名称の頭文字をとっているので、英語の意味を考えてあげると、分かりやすいですね。
国際機関の名前には、「世界(World)」「国連(United Nations)」「国際(International)」がよく使われているので、
「W→世界、UN→国連、I→国際」と判断することができます!
また、「機関(Organization)」も頻出なので、覚えておくと便利!
ただ、がむしゃらに覚えるのではなく、よく出てくるワードを知っていると一気に覚えやすくなりますよ!
中学生・高校生のみなさんは一気に覚えてしまいましょう!!
「インフレ」と「デフレ」 | アップ学習会 | 藤井寺教室
こんにちは!藤井寺教室です!
みなさん、いかがお過ごしでしょうか?
本日、4月18日は何の日だろうと調べてみると、4月18日は「ジンバブエの独立記念日」だそうです!
ジンバブエという国は、アフリカの南部にある共和国です。南アフリカ共和国やザンビアなどと接しています。
この国では、かつて「ハイパーインフレーション」という現象が起こりました。
「ハイパーインフレーション」とは、非常に高く急速にインフレーションが進むことです。
そもそも「インフレーション」とは、「物価が上昇すること(=物の値段・価値が高くなること)→つまり、貨幣(お金)の価値が下がること」です。
逆に、「物価が下降すること(=物の値段・価値が低くなること)→つまり、貨幣(お金)の価値が上がること」を「デフレーション」といいます。
政策の失敗や干ばつなどの自然要因も重なって、物不足に陥ったジンバブエ。
急激に物価が上昇し、2008年にはインフレ率(去年と比べてどのくらい物価が上がったか)は2億%を超えました。
その結果、卵2つの値段が1000億ジンバブエ・ドルになったそうです。
それに対応するために、すごい桁のお金が生まれました。100000000000000ジンバブエ・ドル(10兆)のお札なんかも作られました。
ちなみに、ジンバブエと同様の現象は、第一次世界大戦のドイツでも起こっています。
戦争で負けて、巨額の賠償金の支払いが課されたことなどが原因です。歴史の教科書にも、インフレで価値がほとんどなくなった札束で遊ぶ子どもの写真が載っています。
札束を抱えて、買い物に行くなんて現代の日本では到底考えられませんよね。
ちなみに、中学生・高校生のみなさんは「インフレーション」と「デフレーション」はどういったことか説明できるようになっておきましょうね!