第114回「合格のその先」|パーソナル学習会|JR西宮教室
中3生も高3生も受験シーズンに突入して、受験モードが高まってきました。
去年高校に合格してから、高校生になっても続けている生徒がいるのですが、
今回はその生徒の志望校合格から今までの話を書こうと思います。
高校受験が終わり、春休み。
その生徒から『春期講習で英語数学の予習をしたい』と申し出を受けました。
英語数学ともに5回ほど授業をした矢先の、コロナウィルスによる休校。
例年通りの高校生活のスタートとはいきませんでした。
学校が再開して2か月後には、夏休み。
夏期講習の相談をすると、課題のフォローと化学を教えてほしいと要望がありました。
その後2学期になり、中間テスト。数学のテストで、学年3位を取りました。
中学校時代勉強につまづいていて、と入塾した生徒が、
高校でこんなに良い成績を取っていることがとても誇らしかったです。
当の本人は、私の前ではそれほど喜ぶ様子も無く。
でも、内心はさほど嬉しかったんだろうと想像しながら、喜びに浸りました。
高校も大学も合格がゴールではなく、スタートです。
今は合格よりも先のことは考える余裕はないかもしれませんが、心の片隅に置いておいてほしいな、と思います。
第112回「テストの目的」|パーソナル学習会|JR西宮教室
中間テストが終わり、答案返却がされて、
次の定期テストまであと1か月という時期ですね。
今回は定期テストについて、H先生にブログを書いてもらいました。
学生が避けては通れない次々にやってくる定期考査。
私自身もテスト前に追い込まれてペンを走らせていました。
ここで、一つ疑問に思うこと。
それは【何のためにテストをしているのか】ということです。
生徒からすると勉強し続ける中で、よくぶちあたる素朴な疑問。
“勉強してなんのためになるのか、これを覚えたら何に役にたつの?”という声。
私も、正直高校生になるまで、そう一方的に思い込んでいました。
しかし、今振り返ると
テストをするということは、自分に今何が足りていないのかを確認し、
進路に役立てるためのパスポートのようなものだと思うようになりました。
テストはあくまでも通過点。
その一度きりが全てではなく、それを踏まえて次に進む材料となるのです。
講師をしていて、実際に生徒に実力テストに向けてどのように対策をしたら良いか、聞かれることがありました。
私はよく、今までの定期考査を解くように進めています。
なぜなら、定期考査は、学校の先生が重要でここは抑えて欲しいという要点をピックアップしているからです。
そのような問題をもう一通り抑えたら、自分の足りない部分を知ることができて、ピンポイントに不足を補うことができます。
このように考えると、定期テストできっちり得点していくことが、
実力テストの準備になっているということを、分かってもらえるかと思います。
このように、全ては次に向けて繋がっていくと考えればテストを受けたあとは点数に一喜一憂するのではなく、
間違えた箇所に目を向けるようにして、その都度不足を補うようにすれば、
それが次のモチベーションになっていくのではないかと思います。
今一度勉強する自分を見つめなおしてみてはどうでしょうか。