≫教室の詳細はこちら
割増の割引、割引の割増
今回は算数の割合についてお話します。
突然ですが、何かの商品があって、二割増の二割引っていくらになるかわかりますか??
よくひっかかってしまう人がいるのですが、実はこれ、元の値段より安くなるのです。ちなみに、1000円の商品だと二割引の二割増は960円と、4%引きになるのです。
これは割合の掛け算によって引き起こされます。二割引は0.8倍、二割増は1.2倍です。二つとも書けると、0.96倍になるため、元の値段より安くなることが分かります。ついでに言うと、0.8倍は4/5倍と等しいので同じ値段になる割合は5/4倍の1.25倍。25%増しだという事が分かります。ただし、値段の増え方は二割引も二割増も1000円の商品なら200円引きか200円増しになります。
なぜこんなことが起こるのかというと、二割引や二割増は1000円という同じ元にする量があればどちらも200円を増やしたり減らしたりするのですが、二割引した後に二割増をすると、800円の二割増になってしまうため、160円しか増えないことになってしまいます。逆にかけても同じで1200円の二割引だと240円引くことになる結果、元よりも安い値段になるのです。
算数というのは不思議なものですが、式にしてみると意外にわかっていくものです。何かをわかった、面白かった、という体験は素晴らしいものなので勉強を楽しみましょう!
≫教室の詳細はこちら