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12月 28, 2017
和歌の世界~平兼盛~
こんにちは。今回は平兼盛の歌を紹介します。
ぜひ古典に興味をもつきっかけになれば、と思います。
しのぶれど 色に出にけり わが恋は ものや思ふと 人の問ふまで
こちらです。まずは訳から。
恋心を隠していても顔に出てしまうような自分の恋。それは物思いをしているのですかと人に問われるほど。
今回、この歌を選んだのが、今も昔も恋心は同じなのだと思うところと、かなり現代語に近いところでピックアップしました。
忍ぶは隠すですし、色に出にけりは顔色に出てくる、ものや思うとは物思い、人の問うはそのまま人が問うと、言われてみればかなりわかりやすいです。平兼盛の気持ち、とてもよくわかります。共感できる和歌というのは今も昔も変わらないものだ、と改めて実感させられました。
私は和歌から古典に興味を持ったので、文法や古文単語に疲れたらぜひ和歌を調べてみてください。意外な発見があるかもしれませんよ。
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