大阪市南巽教室ブログ


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12月 22, 2017

南巽教室 身近にある、冬の理科~西高東低編~

少しブログを更新できていない間に一気に寒くなりましたね~。

 

時々教室で半袖やシャツ一枚で勉強生徒を見かけますが

 

元気やなとしか言いようがないです。

 

私はヤセ型なので骨身にしみます。

 

さて今回はせっかく冬なので冬にまつわる話を紹介しましょう。

理科の中3実力テストにも出てきた範囲です。

 

今回のキーワード

【西高東低】



天気の範囲で必ずと言っていいほど出てきますね。

(1)

図1はある季節の気圧配置図です。

季節とその理由を簡単にかけ

 


こういう問題がよく出ます。このパターン、だいたい

季節:冬

理由:西高東低(で冬型)の気圧配置だから

 

という答えです!もうほとんどこれ。よくわからんかったらこれ書いとけ!って教えるくらい笑

 

でもなぜこの「西高東低」と「冬」が結びつくのかを説明しましょう!

「理科きらいやからあんまり説明聞きたくない」という方は下にスクロールして☆のところから読んでください。使い方だけ教えます笑

 

まずその前に

 

気候とは大きく分けて4パターンです。①空気が乾燥しているか湿っているか、②高温(熱い)か低温(寒い)かの2パターン×2パターンで4パターンです。

冬は空気が乾燥していて低温(寒い)パターンですね。

これを頭に入れておいてください。

 

次に最近の天気予報を見てください。(写真入れたいのですが勝手に画像使ったら怒られそうなので)

テレビでも新聞でも何でもいいです。

 

まず地図の見方ですが

   北

    ↑

西←   →

    ↓

   南

ですよ。

「西高東低」は文字通り西側の気圧が高くて(高気圧)で東側の気圧が低い(低気圧)ということです。

 

水でもボールでもなんでもそうですが、物は高いところから低いところへ向かって進んでいきますよね。

気圧も同じ、高いところ(高気圧)から低いところ(低気圧)に向かって流れます

この流れが“風”です。もっと地理でも出てくる“季節風(モンスーン)”ですね。これもどっかで見たことある言葉でしょ?

 

高気圧と低気圧の間にある渦巻みたいな線ありますよね?これは等圧線(とうあつせん)といって簡単に言えば気圧の階段みたいなもんです。

階段も1段1段の幅が狭かったら急ですよね。

ボールを転がした時も一気に転がり落ちます。

 

この等圧線も同じで、幅が狭いと空気も一気に流れ落ちます。

つまり強い風が吹きます。

 

ここで世界地図の日本周辺を見てください。

 

日本の西側にはユーラシア大陸、東側には太平洋がありますね。

西高東低は西から東へ向かって空気が流れる(風が吹き)ます。

 

冬の空気は乾燥していて低温ということを思い出してください。

この風のもととなる空気は中国北側やシベリア方面から吹いてきます。

 

シベリアとかなんとなくイメージでも寒そうでしょ?笑

 

空気が湿るためにはもちろん水が必要ですね。シベリア方面からの空気は日本海以外で水を補給するところがないですね。

その少しの水分も凍り付いて雪となります。

 

「西高東低」=「冬」

(日本から見て)西側の大陸方面の高気圧から、低温で乾燥した空気が(日本から見て)東側の低気圧に向かって吹いてくる季節

すなわち“冬”の典型的な気圧配置というわけです。

 

 

☆     読み飛ばした方、おかえりなさい。 ずっと読んでくれている方ありがとうございます。

 

最後に実践で使える「西高東低」

 

部屋でテレビやスマホばかり見ていて「ちゃんと勉強してるんか?」というお父さんお母さんからのプレッシャーを感じたとき

天気予報の気圧配置図を見て

 

「えらい寒いと思ったら、西高東低の典型的な冬型の気圧配置やな。どおりで冷えるわけや…」

 

とさりげなくつぶやいて、“ちゃんと勉強もしてるで”感を作りましょう笑

そしてほんまに怒られる前に勉強に取り掛かりましょう。

 

長くなりましたが、空気の乾燥に気を付けて風邪やインフルエンザに気を付けてくださいね。

 

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