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「人生における偶然の素晴らしい出会いを、効率的に設定することなどできはしない。本との出会いも、同じなのである。数をこなそう(「本を読む人だけが手にするもの」から抜粋)」 天王寺教室
冬期講習の準備や運営のために前回の記事からかなり時間があいてしまった。
申し訳ない。
今回紹介する本は最近購入した「本を読む人だけが手にするもの」である。
この手の本はこれまで多数読んできたがつい購入してしまう。
著者の藤原和博氏は東京都の義務教育初の民間校長で、
橋本大阪府知事や佐賀県の武雄市の教育系の顧問を務めたこの業界では有名な方である。
読み易くかつよくまとまっているゆえ、
このタイプの本を読んだことのない人にはオススメする。
個人的に気になったところろの内容を少しまとめてみると、
今後の社会では「情報編集能力(納得力をつくりだす力)」が必要であり、
それを構成する5つの力、
①コミュニケーションする力
②ロジックする力
③シミュレーションする力
④ロールプレイングする力
⑤プレゼンテーションする力
と「クリティカル・シンキング」とというスキルが求められるとある。
そしてそれを効率よく磨くのが読書であると。
(詳しくは本書を読んで欲しい)
同時に、
これまでの20世紀型成長社会の「ジグソーパズル型思考」から、
21世紀型成熟社会の「レゴ型思考」へというのは絶妙な表現だと感じた。
(今後保護者や生徒と懇談時に使用していく予定だ)
巻末には、3000冊以上の本を読んできた著者の
「これだけは読んでほしい」という本が50冊紹介されている。
(ちなみに私は年間アベレージ120冊を10年なのでようやく1500冊に達したくらいである)
なお本書内で紹介されていた、
「脳を創る読書」
「おもかげ復元師」
「嫌われる勇気」
「14歳からの哲学」
は天王寺教室の本棚に静かに眠っている。
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