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05月 24, 2022

高校教科書改訂「総合的な探究の時間」|アップ学習会|天王寺教室

こんにちは。

 

JR天王寺駅から徒歩3分

操車場が目の前にあるカレー屋さんの2階、アップ学習会 天王寺教室です★

 

 

 

すでに実施されているため皆さんご存じかと思いますが、2022年度から高校の教科書改訂が行われます。

今回は高校の教科書改訂についてお話します!

 

 

目次(タイトルクリックしたらそこへ飛びます)

■今回の改定の目的は?
■高校ではどのように変化するのか
■探究型学習とは?
■「総合的な探究の時間」とは

 

 

 

 

■今回の改定の目的は?

教科書は学習指導要領に基づいて作られており、この学習指導要領は10年ごとに改定され、社会状況や学習課題に応じて見直しが行われています。

社会の変化や技術の進歩への適切な対応をできる力、すなわち「生きる力」をつくる目的が一番大きな見直し理由です。

 

IT技術が進み、プログラミング教育が導入される

持続可能な社会をつくっていくための環境やエネルギーについての教育

学んだことをどう活かしていくかというキャリア教育

 

上記以外にも重視される内容が変化してきました。

そのため、教育改革が行われ、子供たちは新たな時代を生きていくために必要な「正解のない課題に取り組む力」をつけていくことになります。

 

また、小・中、中・高、高・大の「接続」も重視されています。

小学校から大学まで、日本の学校教育全体の改革として、一連の流れを強く意識したものとなります。

 

 

 

■高校ではどのように変化するのか

 

2022年から始まる高校での学習指導要領の改訂では、「探究」が軸に改訂が行われます。

 

「古典探究」

「地理探究」

「日本史探究」

「世界史探究」

「理数探究基礎」「理数探究」

※“理数”は数学と理科にまたがる新たな科目

 

単純に覚えていく学習から、資料を元に必要な情報をまとめる学習が中心になります。

今までの「総合的な学習の時間」が「総合的な探究の時間」に代わります。しかも必履修科目です。

 

 

 

その他新設・再編教科(科目)については前回の記事を参考にしてください。

高校(教科)科目の新設・再編|アップ学習会|天王寺教室

 

 

■探究型学習とは?

一言でいうと「自ら学び、自ら考える力を育てる」学習です。

 

新しい指導要領では「アクティブラーニング(主体的・対話的で深い学び)」の実現を掲げており、それが取り入れられます。

・「主体的な学び」の視点

学ぶことに興味や関心をもち、自己のキャリア形成の方向性と関連づけながら見通しをもって取り組み、自己の学習活動を振り返ってつなげる学び。

・「対話的な学び」の視点

子ども同士の協働、教職員や地域の人との対話、先哲の考え方を手がかりに考えることで、考えを広げ深める学び。

・「深い学び」の視点

習得・活用・探究という学びの中で、各教科の特質に応じた「見方・考え方」を形成し、問題を見いだして解決策を考えたり、創造したりする学び。

 

参照元:https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/new-cs/1401806.htm

 

 

探究型学習はアクティブラーニングのなかでも、「深い学び」を重視した学習といえます。

グループディスカッションやディベートなどで能動的に学習するようにさせることで、自立学習では身につけることが出来なかった社会的能力や経験・教養をつけることが出来るのではないかと期待されています。

 

 

 

■「総合的な探究の時間」とは

これまでは小3~高3までの授業内容を「総合的な学習の時間」としていました。

今回の改訂で、小3~中3の「総合的な学習の時間」で育んだ知識を高校の「総合的な探究の時間」で探究的な活動に活かすことを目的にしています。

小中学校で学習してきたことを、将来の自分の姿や社会のことと結び付けながら問題点や解決策を探究する力を身につけていく科目です。

 

総合的な学習の時間とは

探究的な見方・考え方を働かせ、横断的・総合的な学習を行うことを通して、よりよく課題を解決し、自己の生き方を考えていくための資質・能力を次のとおり育成することを目指す。(後略)

総合的な探究の時間とは

探究的の見方・考え方を働かせ、横断的・総合的な学習を行うことを通して、自己の在り方生き方を考えながら、よりよく課題を発見し解決していくための資質・能力を次のとおり育成することを目指す。(後略)

 

 

参照元:https://www.mext.go.jp/content/1407196_21_1_1_2.pdf

 

 

実際には「課題解決に向けての行動を繰り返し行う」ので、「課題を見つけて、情報を収集し、それを整理・分析したものをまとめて、相手に伝えて表現する」プロセスを行います。これは各科目でも行います。

 

《探究テーマ例》

・合唱コンクールの意義について

・ハノイの塔について

・河川と水害の関係

・○○高校の勤務実態

 

目標を実現するのにふさわしい探究課題がテーマになるので、地域や学校の特性によってそれぞれ設定されます。その中で生徒自身が課題を発見していくことになります。

自身で考え、自身の言葉で意見が言えるように、課題発見力と提示力を養う時間です。

 

 

今後大学受験も小・中・大と進んできた教育改革に合わせて変わります。

生徒の皆さんはしっかりと対応できるように学んでいきましょう。

 

 

そのうえで今後の未来を見据える力を作る手助けを、アップ学習会では行います。

学習面での不安がある方はお気軽にお問い合わせください。

 

 

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