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定期テストの過去問対策 | アップ学習会 | 五位堂教室
中・高生の皆さんはもうすぐ2学期中間テストですね。
テスト勉強は3週間前からが勝負です。今週からしっかり取組みましょう。
アップ学習会五位堂教室では前年度の定期テストの過去問をさせておりません。
今回はその理由を紹介します。
(ここでは中学校の場合についての内容が中心になります)
①テストの質
大変失礼ながら一番の理由は、実力テストや入試問題の過去問と違って質が一定基準に達していないものが多いからです。
定期テストは各教科担当の先生が勝手に作成しています。高校の入試問題は○○(言いませんが作成基準が一定以上になるように作成できる人)が作成しています。
優先するのは期間内の学習の復習(ワークやノートの復習)の徹底です。
②本当の実力
二番目の理由として、過去問をすると、とてつもない安心感に包まれます。そして、過去問丸暗記することに全ての力を使い果たして、理解しようということをしなくなります。予想が外れて点数が下がっても、魔法の言葉『過去問はしっかり解けていたので理解はできているよ』と、言われ、今回テストを作成した先生のせいになって終わります。←面談で言われたことのある人要注意です。
『過去問』に絶対的な信頼があるようですが、①でお話しした、昨年の教科担当の先生が作成していることをお忘れなく。
③塾による定期テストの複製・使用は犯罪
最後は言うまでもありませんが、著作権のあるものをコピーして配布して、教えて、お金をもらう行為がグレーなわけありません。また、昨年のテスト作成で使用した図やグラフなどが今年、生徒たちの購入していないテキストから引用されたものの場合は、テキスト会社の著作権も侵害することになります。
※学校のテスト作成は『教育機関における複製』の範囲内で著作物を引用して作成しています。私的に購入したワークや私的に購入した資料を勝手に使用することはありません。
個人的な意見を3つほど
■塾で過去問をやっている理由としては昨年度の問題を使い回しする怠惰な先生の問題だと簡単に成績を上がったようにみせられるからです。また、③で犯罪と書きましたが、捕まることはほぼ無いです。明らかな犯罪行為ですが、訴えができるのは当事者です。学校側として、差止請求しますよ、と過去の教員時代に私も 塾に忠告したことはありますが、実際、損害賠償請求を行うほど学校の教員は暇ではありません。カンニング業者やこのような犯罪行為で金銭を受取る倫理観がどうしても理解できませんが…。
■過去の私の実例ですが、1学期中間テストで昨年度と90%同じ問題を出したテストで80点代をとった生徒が1学期期末テストで昨年度と10%同じ問題にしたところ20点代に下がったことがありました。学校の先生はカンニングも含め様々なチェック方法で不正を管理しています。ブラックリストに載って3年間過ごすような後悔のない行動をとりましょう。
■やるなら質の良い過去問をしましょう。入試問題の過去問や大手の出版会社、大手の塾の実力テスト、学力判断テストなどで定期テスト範囲の単元が入っているものがあれば積極的に解いてみましょう。
まずは、学校の配布物からですが…
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