≫教室の詳細はこちら
魚の学習能力|アップ学習会|土師ノ里教室
こんにちは、アップ学習会土師ノ里教室です。
秋も深まり魚がおいしい季節になりました。
みなさんテッポウウオという魚はご存じでしょうか。食べる魚ではないですが。
この魚は水中にいる際に、口から鉄砲を撃つように水を吹き出すことができるため、テッポウウオと呼ばれています。
口と舌をコントロールして鋭い水の弾丸を空中に3m近く吹き出します。
1m程度の距離の離れた標的はほぼ正確に撃ち落とすことができ、水の上の葉っぱに止まっている虫やバッタを打ち落とします。
テッポウウオはこの技を長い訓練の末に習得します。
群れで生活し、仲間を監査地して学習するようです。
ドイツではある研究チームがテッポウウオを「飼育」し、以下の内容を発表している。
「未熟なテッポウウオは標的の動きがゆっくりでも上手く当てられない。
しかし他の仲間が動いている標的を打つのを失敗と成功の両方合わせて1000件見た後、高速で移動する標的を打ち落とすことに成功した。」
魚は一見顔が小さく、頭が悪い動物とされていますが、このテッポウウオのように「見る」だけで技を習得し自分の力を向上させることができるとなれば話は違ってきます。
見て学ぶためには「見た中で成功した時と失敗した時の違い」を自ら考え、
「自分だったらどうやればいいのだろう」と想像することが必要です。
ここまで出来るテッポウウオは大したものと言えます。
これを普段の学習や生活に置き換えればどうでしょうか。
1000回見たら数学が解けるようになった!!
そんな話は聞いたことがありません。
ただ問題と解答を眺めるのではなく、必ず自分で解いて勉強する必要があります。
解答を見たのであれば、「どこがなぜ間違えていたのか」を自ら考え、
「次に解くときはどうやればいいのだろう」と想像することが大事です。
でも、1000回見ればできるようになるかもしれません。
それだけ問題を見れば内容を覚えてしまいそうなので(笑)
勉強を効率的に進めたいと思ったそこのあなた。
1000回見るより、「どこを間違えて、次はどう解けばよいか」を考え、想像して学習に励んでください!
≫教室の詳細はこちら