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『徒然草』から学ぶ|アップ学習会 富雄教室|
こんにちは!アップ学習会富雄教室です。
最近、兼好法師こと吉田兼好の『徒然草』を読みました。
教科書にも載っているほど有名な作品ですが、読まれた方は少ないと思います。
しかし、この『徒然草』には現代の私たちにも響くエピソードが記されています。
第109段の「高名の木登り」では、ある木登りの名人が、木に登らせて、枝を切るように人に指図する話が記されています。
枝を切り終わり、屋根ぐらいの高さまで下りたぐらいで、名人はこう言いました。
「足を踏み外すんじゃないぞ。注意して降りろよ。」
兼好は「これぐらいの高さなら、飛び降りても大丈夫なのに、どうしてそんなことを聞くのかい」と名人に聞きました。
すると名人は、「それなんですよ。高くて危ないときは、本人は慎重になる。しかし、失敗というのはなんでもないところでやらかすんですよ」と答えたという話です。
中高生は、まさしく中間テスト前という時期ですが、テストのちょっとしたミスは、意識していないときにこそ起こってしまいます。
「なぜ、このような計算問題で点を落としたんだろう…」
そうならないように、最後まで気を引き締めて復習し、テスト本番に臨むこと。また、問題を解き終わった後のチェックも確実に行いましょう!
引用:『徒然草 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典』(角川ソフィア文庫)
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