幕藩体制 | 松原教室
こんにちは!松原教室です!
みなさん、いかがお過ごしでしょうか?
今回の記事では、中学社会科歴史的分野の「幕藩体制」について解説します。
幕藩体制とは、江戸幕府における幕府と藩によって全国を支配した支配制度のことをいいます。
1600年に関ヶ原の戦いに勝利した徳川家康は、1603年に征夷大将軍に任じられ、江戸幕府を開きました。江戸幕府の支配体制は、徳川将軍家の政府である幕府と日本全国の大名が支配する藩による「幕藩体制」という支配体制でした。武士のトップである征夷大将軍の徳川氏と各大名は主従関係を結び、各藩をそれぞれ支配していました。
大名は、「親藩」「譜代大名」「外様大名」の3種類に分けられます。
「親藩」は、徳川家康の男系男子の子孫が祖となった大名のことを指します。簡単に言えば、徳川将軍家の親戚です。
「譜代大名」は、徳川家康に関ヶ原の戦い以前から臣従していた大名のことを指します。
「外様大名」は、関ヶ原の戦い以降に徳川家康に臣従した大名のことを指します。
幕府は、江戸やその周辺、京都や大阪などの重要地、東海道や中山道といった交通の要所の近くには、親藩や譜代大名の藩を配置し、重要地から離れた場所に外様大名の藩を配置しました。これは、親藩や譜代大名に比べて、外様大名は徳川家にとって信用のできない存在だったからです。
<まとめ>
・幕藩体制とは、江戸幕府における幕府と藩によって全国を支配した支配制度のことをいいます。
・大名は、「親藩」「譜代大名」「外様大名」の3つに分類することができます。