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06月 14, 2024

大航海時代 | 松原教室

こんにちは!松原教室です!
みなさん、いかがお過ごしでしょうか?

今回の記事では、中学社会科歴史的分野の「大航海時代」について解説します。


大航海時代とは、15世紀から17世紀にかけてヨーロッパ人によるアジアやアメリカへの大航海が盛んに行われた時代のことをいいます。

15世紀頃から、ヨーロッパ諸国の主にスペインとポルトガルによってアジアやアメリカへの航海が盛んに行われるようになりました。要因は様々ありますが、その1つに香辛料を求めてインドへ進出したかったことが挙げられます。香辛料は、コショウやナツメグ、シナモンなどのスパイスの事ですが、これらのスパイスは肉を保存するために使われました。当時は、当然ながら今と違って冷蔵庫や冷凍庫のような便利なものはありませんので、肉の保存をする時に香辛料を使用しました。しかし、コショウなどの代表的な香辛料はヨーロッパでは自生しておらず、インドや東南アジアが主要な産地となっていました。そのため、ヨーロッパ諸国は香辛料を求めてインドへ進出をしていきました。

大航海時代に活躍した航海者は多数いますが、代表的なのが以下の3人です。

①コロンブス
スペインの支援を受け、西廻り航路でインドを目指しました。インドはヨーロッパから見て東側にありますが、地球は球体なので西に進んでいけば東にあるインドに辿り着けると考えました。1492年に航路に出たコロンブスの一行は、長い航海の末に陸地に到達しました。そこはインドではなく、現在のカリブ海にある島でした。そのため、一般的にコロンブスはヨーロッパ人で初めてアメリカ大陸を発見した人物とされています。ただし、コロンブス一行はその地をインドだと思ったため、現在でも西インド諸島と呼ばれています。なお、コロンブスがアメリカ大陸に到達する前から、先住民族はアメリカ大陸に居住しているため、新大陸を発見したというのは、あくまでヨーロッパ側からの視点であることは注意が必要です。また、コロンブスは多くの先住民を虐殺しており、批判的な評価がなされることも多いです。

②ヴァスコ・ダ・ガマ
ポルトガルの探検家であり、インドへの航海を目指しました。ヴァスコ・ダ・ガマは、ポルトガルから大西洋を南下して、アフリカ大陸の南端の喜望峰を廻って、インドへと向かいました。ヴァスコ・ダ・ガマは、初めて喜望峰廻りでのインドで到達した人物となりました。

③マゼラン
ポルトガルの航海者であるものの、スペイン王に信任を受けてスペインの艦隊を率いて航海に出ました。南アメリカ大陸の南端の海峡を通って太平洋へ到達しました。この海峡は、マゼランの名前をとってマゼラン海峡と呼ばれています。その後も、太平洋を横断しました。マゼラン本人は、航海の途中にフィリピンで戦死しましたが、残された艦隊はスペインに戻り、史上初の世界一周を成し遂げました。


<まとめ>
・大航海時代は、15世紀から17世紀にかけてヨーロッパ人によるアジアやアメリカへの大航海が盛んに行われた時代のことをいいます。
・代表的な人物は、コロンブス、ヴァスコ・ダ・ガマ、マゼランの3人です。

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