西宮市阪神西宮教室ブログ

07月 29, 2019

兵庫県入試制度総括/パーソナル学習会/阪神西宮教室/西宮市

1.内申点とは?
兵庫県の公立高校を受験する時に大事になってくるのがこの内申点です。兵庫県の場合、内申点が250点、実技テストが250点の500点満点のため、合否を分ける得点の半分が内申点となります。内申点は簡単にいうと学校でもらえる通知表の点数です。その通知表のうち、国数英理社の5教科は得点×4で、音楽、技術、体育、美術の副教科は得点×7.5の合計250点満点で計算されています。オール3で150点オール4で200点になり、その得点から離れたら得点が上下すると考えるとかなり楽に計算できます。
例えば通知表が英語3数学4国語4社会4理科4音楽4技術5体育4美術2だとします。
だいたいオール4なのでベースが200点。英語が3なので-4点、技術が5なので+7.5点、美術が2なので-7.5×2=-15点(ベースの4から2つ離れているので2倍下げます。)で、200-4+7.5-15=188.5点になります。

2.偏差値とは?
平均を偏差値50としたときに自分の成績がどの位置にあるのかを表した数字です。
例えば偏差値が46だと平均よりやや下、偏差値が60あると平均よりかなり上の実力を持っていることになります。また、偏差値はその時の平均点によっても変わってきます。例えばあるテストで5教科の得点が350点だとしても、平均が400点もあれば350点は平均以下で偏差値は50より下になりますが平均が300点だと350点は平均以上となかなかの成績になります。

 

3.内申点をきちんと取るために+内申点の重要性
内申点を取るために重要なのはテストの得点です。40点の生徒が通知表で5がついていれば周りはどう思うでしょうか?こういった不正がないように一番大事にしているのはテストの得点になっています。ただ、評価の中に授業態度があることをご存知でしょうか。提出物を全く出していなかったり、常に寝ていたりする生徒は内申点の面ではかなり損です。特に副教科はテストが少ないので実技や提出物、授業態度をかなり見られてしまいます。副教科は数学や英語の約2倍の内申点です。授業をさぼったり、提出物を全くしなかったり、副教科で低評価をつけられると致命的です。例え実力があっても内申点が十分でなければ学校の担任との懇談で受けたい高校を受けさせてもらえないこともあります。まず土俵に立つためにも内申点はしっかりと取っておきましょう。テストはもちろん、提出物、授業態度など普段の姿勢に間違いがないか、しっかりと自分を見直してみましょう。

 

4.副教科だけしっかり取れば受験は大丈夫?
いいえ。違います。確かに内申点だけを見れば副教科4科目は250点満点のうち、150点を占めるので非常に重要です。ただし、公立高校試験は内申点だけではありません。試験があるのです。半分が内申点で決められるから重要だ、という裏には半分は一度きりの試験で決められるから重要だということも考えられます。実際に内申点と試験と合わせた500点満点のうち、350点(内申点100点+試験250点)は5教科によるもので、合格を決める7割は5教科ということになります。副教科だけやっておけば大丈夫なんてことはありません。

 

5.最後に
最後になりました。受験はある程度の予測はできますが何が起こるかわかりません。僕も今まで指導をしていて内申点が足りないはずなのに合格できた、自信はなかったけど合格できたというのを何度も見ています。こういった出来事は奇跡ではありません。受験生自身が努力して勝ち取ってきた賜物なのです。反対に、受かるはずなのに・・・、といったこともありました。油断は絶対にあってはならないのです。合計300くらいだった子が合計400とっていた生徒を抜かした、なんてありえる話です。これを読んでいただいたみなさんにはぜひとも正しい知識と、正しい努力を以て、志望校に合格してほしい、そう願っております。

07月 16, 2019

指導者と生徒と/パーソナル学習会/阪神西宮教室/西宮市

皆さんは怒られることってありますか?

私も塾の教室長でありながら、会社員であるので怒られること、というのはもちろん多々あります。それでいて、間違えたことをした人に対しては怒らなくてはなりません。
怒られる、怒る、そうした記事は多々書いてまいりましたが今回もそこにスポットを当てて記事を進めてまいります。

1、謝罪
「ああ、これは怒られるなあ。」といった経験は誰にでもあるでしょう。自身の中で反省をしておくことが最善手です。
反対に、本気で謝罪をしている相手に対して執拗な叱責は逆効果になるでしょう。人は怒るとアドレナリンが噴出されて非常に爽快な気分になります。そうである以上、既に自身の行いに反省をしている相手に対してマウントを取りに行く行為は卑怯で下劣な策です。あなたが本当に反省をして欲しいのであれば改善策を端的に伝えて前を向かせてあげましょう。

2、反省をしていないケース
さて、あなたは突如として怒られたとします。気づかずに騒がしくしていた、気づかずに人に迷惑をかけていた、こうしたことは往々にして注意していていも起こりうるものです。まず、 突如として怒られた時は冷静に自身の行いを振り返りましょう。
同じく、反省をしていない相手に怒る時はきつめに伝える必要が出てきます。ただし、きつく言うということは自分の発言が100%合っていることでないと通りにくいことも確かです。考え方に寄っては違う見方が出来る、というのを指導者も理解しなくてはなりません。上司部下や先生と生徒で相性差が出るのはそこです。好かれている先生や上司というのは、相手の考え方を尊重出来る人であることが多いのです。反面、あまり好かれていない上司や先生は感受性が狭く、自分の考え方以外の考えを受け入れられない方が多いです。自身の考え方以外の考え方というものを学ぶ姿勢は崩さないようにしたいものですね。

3、理不尽と人の考え方
ただし、中には理不尽なケースで怒られたり、人によって判断の変わるケースで怒られることも存在します。
私がまだ1年目の頃、ある講師が生徒と共通の学校に通っていたから、と学校の雑談をしていることに対して注意するように命じられました。私は共通の話題を見つけて雑談して、質問しやすさや距離感を縮めて欲しいと考えていたためにその講師を注意することなく、それを報告に挙げずに何も無く終わらせました。正直なところ、私の意見も間違ってはおらず、そしてその指示をした方の意見も間違ってはいないように考えます。が、正反対の意見が出ているのです。
ロボットのように言われたことだけをこなせば機嫌が取れて良かったのかもしれませんが、私は自身の考えを尊重し、笑顔で上機嫌でいることで周りに高評価を得るようにしたのです。
自分の意志や考え方を尊重することも大切ですが、それと同時に相手の考え方を受け入れ、尊重することも大切です。正直、私はマウントを取るタイプではないですが、相手の意志の尊重が苦手です。だからこそ、意識して尊重するようにしています。

難しいところですが、頑張りたいところです。

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