なぜ私たちは勉強をするのか|アップ学習会|富雄教室
こんにちは。アップ学習会富雄教室です。
なぜ、私たちは勉強をするのか。
勉強をしている中で、ふと感じてしまう疑問だと思います。
私も学生時代、そう感じていました。
先日ある本を読んでいて、この答えになる名言を紹介します。
「Stand on the shoulders of giants.(巨人の方の上に立つ)」
この言葉は、万有引力で有名なニュートンの言葉です。
「なぜ、あなたはこんなすごいことを見つけたのか。」と聞かれたニュートンは、「僕は巨人の肩の上に立っていたから遠くを見通せたんだ。僕がすごいんじゃなくて、昔の人がすごいんだ。」と答えたそうです。
私たちは、イチから学んでいるのではなく、昔の人が考えた「知恵のバトン」を受け継いでいるのです。
教科書は、「国語」「数学」と教科名は別でも、実は「国語の歴史」「数学の歴史」をまとめられた本といえます。
私たちは、この知恵というテクニックを学んでいることによって、答えというゴールにショートカットすることができているのです。
昔の人に感謝して、このバトンを活かし、受け継いで行けるよう勉強していきましょう!
『徒然草』から学ぶ|アップ学習会 富雄教室|
こんにちは!アップ学習会富雄教室です。
最近、兼好法師こと吉田兼好の『徒然草』を読みました。
教科書にも載っているほど有名な作品ですが、読まれた方は少ないと思います。
しかし、この『徒然草』には現代の私たちにも響くエピソードが記されています。
第109段の「高名の木登り」では、ある木登りの名人が、木に登らせて、枝を切るように人に指図する話が記されています。
枝を切り終わり、屋根ぐらいの高さまで下りたぐらいで、名人はこう言いました。
「足を踏み外すんじゃないぞ。注意して降りろよ。」
兼好は「これぐらいの高さなら、飛び降りても大丈夫なのに、どうしてそんなことを聞くのかい」と名人に聞きました。
すると名人は、「それなんですよ。高くて危ないときは、本人は慎重になる。しかし、失敗というのはなんでもないところでやらかすんですよ」と答えたという話です。
中高生は、まさしく中間テスト前という時期ですが、テストのちょっとしたミスは、意識していないときにこそ起こってしまいます。
「なぜ、このような計算問題で点を落としたんだろう…」
そうならないように、最後まで気を引き締めて復習し、テスト本番に臨むこと。また、問題を解き終わった後のチェックも確実に行いましょう!
引用:『徒然草 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典』(角川ソフィア文庫)