兵庫県という場所の公立受験
こんにちは。
公立高校も合格発表が終わりました。
今回は懇談や塾の説明会でよく聞かれた公立高校についてお話します。
実はよく聞かれるのは公立試験がどんなものであるか、ということ。兵庫県の高校入試は10年近く前まで総合選抜という試験でした。この総合選抜、かなり変わった入試で今のように公立高校を選ぶことが出来ず、校区に沿った地区の高校に進学するというものでした。私も兵庫出身でかつ宝塚の総合選抜を受けましたが、かなり難易度の低い試験だったように感じました。それこそオール2に近い友人まで公立高校に受かるほど。また、高校を選ぶためには上位10%以内に入る必要がありました。
それこそ公立高校は受かって当然、と考えられる方がとても多いように感じられました。しかし、今は高校受験というものがきっちり存在します。
塾の先生を始めて2年目や3年目の時、総合選抜が無くなって「~の高校を受ける!」と行って違う志望校へ行った生徒が複数いたことに衝撃を覚えました。塾の先生であったはずなのに私自身の高校受験の意識の低さを恥じてたくさん受験制度を学んで意識を変えていく必要が出てきたのです。
今年1年も打出教室では受験に向けての1年が始まります。
私自身も十分な指導が行き届くよう、しっかり努力して頑張ろう、と思う時期なのでした。
良い問題集の解き方(小学生、公立編)
こんにちは。
今回は家庭でも実践できる問題集の選び方について私個人の基準をお話します。
例えば中学受験目的の子供にその学年の普通の計算ドリルをさせても目的は達成出来ませんし、反対に学習習慣を付けるために中学受験用の難解な問題集を買うのでは勉強が嫌になって習慣どころでないかもしれません。
最近の問題集は立ち読みが出来るようになっているので中身を確認します。公立にお通いの小学生が問題集を買う時は学習習慣作りが最も大きい目的になるので今回はそう仮定して説明を進めます。
まず、中身で読むべきは解答です。解答にしっかりと途中式などの解答が載っているものを選びましょう。ドリルを解く時は丸つけして間違い直しをしないと効果が激減します。学年の低いうちからこういった丸つけのクセを付けておきたいですね。中学に上がった時に自然と勉強方法が身につくはずです。
もう1点、達成感が得られるものです。特に小学生のお子さんは遊ぶことが大好きで勉強という苦難を嫌います。しかし、勉強は避けて通れない道であることも確かです。そこで、勉強をした後に何かしら達成感を得られるものにしておきたいです。解いた後になにか出来るもの。これが最も大切です。
大人の立場であれば将来のため、問題集を買い与えますが、子供の立場で考えてみると、遊びに行きたいのに問題集という課題が増やされた状態です。大人は勉強して欲しい、子供は遊びたくてやる気がない、という話は私自身が最もよく聞く課題です。それを解決するヒントになるのがごほうびと達成感です。
きちんと理解したら一緒に喜べる環境、ぜひ工夫してみてください!