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がんばっている子どもを責めないで【アップ学習会 堺市駅前教室】
こんにちは、みなさん!
色んな保護者様や生徒様と話していると、よく耳にする勘違いがあります。
それは「がんばらなかったから成績(点数)が下がった」というものです。
たとえば、テストの点数が前回より下がってしまったとします。
そうすると、お母様は「成績が下がったのは今回テスト勉強をがんばらなかったからだ!」と思いますし、子どもは子どもで「がんばったのになんでそんなこと言うん…」と落ち込んだり、怒ったりします。
本当にがんばっていなくて点数が下がってしまった子ももちろんいるでしょうし、それはしっかり話をして、次のテストではいい点を取ってもらわなければいけません。
でも、がんばっていても成績が下がる場合があることや、必ずしも「点数が下がる=勉強をしなかった」ではないことも覚えておいてください。
■同じ時間・量の勉強を続けていたらどうなる?
小学校でも中学校でも高校でも、学年が上がるごとに学習内容はどんどん難しくなっていきます。
また、教科やその子の得意分野にもよりますが、通常1学期より2学期の方が難しくなります。
英語で言えば、アルファベット中心の中1の1学期中間テストの前と、be動詞や一般動詞、3単現も入り混じった中1の2学期期末テストの前。
同じ3時間勉強したら、どっちの方が高い点数を取れるかは明らかですよね?
子どもは今回80点を取ったら、同じ勉強をしたら次も80点が取れると考えます。
でもそれが違うことは、さっきの例でわかってもらえたかと思います。
点数をキープしようと思うとその分勉強時間と量を増やさなければいけませんし、もっと高い点数を取ろうと思ったら…言うまでもないですね。
■波があるのは当然のこと!
もうひとつ、よくあるのが「前回点数が上がったのに今回下がってしまった」という場合です。
お母様がお子様に「前回いい点取れたからって、どうせ勉強サボったんやろ!?」と言っているのを耳にすることもよくあります。
でもよく考えてください。
どんどん上がっていくのであれば、最終的には100点やそれに近くなるんじゃないですか?
確かに、点数は上がる方がいいです。
私たちもそれを目的にして授業をしています。
しかし、勉強でもスポーツでもそのほかのことでも、ずっと前回よりもいい結果を残し続けるのは不可能に近いです。
大事なのは、最終的にどうなっているか。
点数を折れ線グラフにしたとき、それが上向きであればいいのです。
ここで前回より下がったからと言って叱ってしまうと、子どもは「せっかくがんばったのに!!」という気持ちになって、がんばることが嫌になってしまいます。
叱ってしまう気持ちもよくわかります。
お母様、お父様にも焦りやがんばってほしいという気持ちがあるのもよくわかります。
ただ、がんばったことに対してはしっかり褒めて、次に繋がるようにしてあげてほしいと思います。
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