大阪市天王寺教室ブログ


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05月 25, 2016

「菓銘を聞いて、その歴史や情景、由来などに想いを巡らせる(「和菓子」から抜粋)」 天王寺教室

色々と忙しくかなり久しぶりの更新となってしまった。

 

和菓子

 

これまで実用書や小説などを紹介してきたが、

私は写真集や画集といったもの好きである。

 

今回紹介するのはジャパノロジー・コレクションというシリーズからで、

タイトルはそのものズバリ「和菓子」である。

 

春夏秋冬、季節の和菓子が美しい写真と共に紹介されている。

また簡単ではあるが和菓子の歴史や解説なども収録されている写真集である。

 

「和菓子の魅力は単に美味しいというだけではないように思える。

 その魅力を探ろうとすると、

 和菓子を生み出した環境、

 日本人の持つ生活文化そのものにある表象的な、

 あるいは深層的、

 潜在的な想いの多様性にいきつく。」

 

「菓銘を聴いて、その歴史や情景、由来などに想いを巡らせる。

 単に和菓子を食べるということだけではなく

 その菓銘から連想の広がりを得て、

 和菓子を愉しむ。

 これもまた日本だけが持つ文化といえよう

 現在でも、必ずといって良いほど和菓子には菓銘が付けられている

 その地域の名所や歴史を由来としているものも少なくない

 和菓子屋を訪れた際などは

 その菓銘の由来を聞くことも一興である。」

 

以上の2つは本文からの抜粋であるが、

これらの考え方は社会の勉強を楽しむための要素でもある。

(他の科目もだが社会が一番要素しては多い気がする)

 

歴史や地理を記号の羅列として無理に暗記するのではなく、

もっと大きな視点で捉えて楽しんでみる。

 

これができるようになれば、

勉強だけでなく人生を楽しむことが可能となるだろう。

 

さて本話が少し大きくなってしまったが、

写真集や画集を眺めるというところから、

本に触れてみるのはどうだろうか。

 

写真集や画集は高価であることが多いが、

このジャパノロジー・コレクションシリーズは、

約1000円という価格で文庫サイズというお手軽さである。

(文庫と考えると価格設定は高めだが)

 

他にも「京料理」、「妖怪」、「盆栽」、「千代紙」など、

なかなかにマニアックなラインナップが揃っているのも魅力である。

京料理

妖怪

 

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