西宮市阪神西宮教室ブログ


≫教室の詳細はこちら
05月 05, 2018

フッ化水素や水と水素結合

こんにちは。
今回も高校化学について触れていきます。

フッ化水素の電離度が塩化水素などの強酸より低く、弱酸扱いになるのはご存知でしょうか。また、二酸化硫黄と水って全然性質が違いますよね。
フッ化水素と塩化水素は同じハロゲン化物のはずですが性質は大きく異なります。フッ素は電気陰性度が原子の中で最も高く、分子を作った際にややマイナスに帯電します。これが他の分子と弱い結合を形成し、結果的にフッ化水素単体では電離度が減る結果になるのです。水も同じです。水の中の酸素の電気陰性度が強く、他の水分子と弱い結合を作り出します。
こうした結合のことを水素結合といいます。水素結合する物質はやや安定し、フッ化水素は電離しづらく、水も同じくして安定した物質となるのです。

この記事は 2288 人に閲覧されました。

≫教室の詳細はこちら

ページの先頭に戻るPAGE TOP