尼崎市塚口教室ブログ


≫教室の詳細はこちら
08月 24, 2018

【現代文の成績を上げるには?】国語力の鍛え方!その③|塚口教室|アップ学習会

さて、現代文の解き方は、

① 本文を全文読んでから設問を読む

ということをお話ししましたね。

(前回のブログを読まれていない方は、こちらから→https://personalsupport.co.jp/hyogo/amagasaki/tsukaguchi/tsukaguchiblog/【現代文の成績を上げるには?】国語力の鍛え方/ ‎

 

② 設問を見て、本文の要点部分だけに目星をつけて読む

③ 設問を流し見してから本文全文を読む

これらの方法では、なぜ実力がつかないのか?

今回は、「設問から読む」というパターンのデメリットをお話ししていきます。

 

 

設問から読む人が多いのは、

「設問を読むことによって、ある程度目星をつけて本文を読むことができる」

からではないでしょうか?

つまり、どんな問題がでるかわかっていたほうが、重要と思われそうな点に注意しながら、本文を読み進められる、ということです。

 

たしかに、「○○さんの気持ちについて答えなさい」という設問であれば、それが先にわかっていると、○○さんの言動に気を付けながら本文を読むことができますね。

簡単なものなら、本文をじっくり読まなくとも答えを当てることだって、できるときがあります。

 

しかし、これが通用するのは小学生までです。

レベルによっては中学生くらいまではいけるかもしれませんが、高得点は狙えません

ましてや、高校受験や大学受験では、全く通用しないのです。

 

理由は、設問の出され方にあります。

・答えが一つしかないとは限らない

・全体像を掴ませる問題がある

・難易度が高ければ高いほど、選択問題にひっかけが多い

 

これらは、本文の内容がしっかり理解できなければ解けない問題です。

たとえば選択問題なら、基本的には消去法で解いていくものなのですが、簡単には選択肢を削れないようになっているのです。

本文を精読しなければ正解できないように作られている、とも言えます。

 

結局、本文の要旨を正確に理解する必要があるのです。

問題を先に見たところで、結局精読することになるので、何の時間短縮にもならないということです。

むしろ、問題を先にみることにより、不要な先入観が入り、正しい答えを見極めにくくなってしまうことも少なくありません。

この方法は、時間の無駄であり、思考の邪魔でしかない、ということです。

 

 

いかがでしたか?

次回は、「本文を全文読んでから設問を読む」方法の良さについてお話ししたいと思います。

しばしお待ちください!

 

 

この記事は 1103 人に閲覧されました。

≫教室の詳細はこちら

ページの先頭に戻るPAGE TOP