西宮市鳴尾教室ブログ

05月 05, 2018

三条天皇と短歌

今回は天皇シリーズ。三条天皇の短歌をご紹介します。
三条天皇という人物をご存知でしょうか。彼は藤原道長の時代の天皇であり、一条天皇の次の天皇に当たります。彼の治世は苦難の連続で大変なものでした。
藤原道長の権力に推され、自分の息子ではなく、前の一条天皇の子供(後一条天皇、道長の長女、彰子の子。)に譲位する際に詠まれたとされる短歌が百人一首にのこっています。

心にも あらでうきよに ながらへば
こひしかるべき よはのつきかな

望月の歌を詠んだ藤原道長と同じく、月が出てきています。後鳥羽上皇の時もそうですが、天皇と時代の権力者との争いを題材にされる場合があります。三条天皇の場合は三条天皇の娘が産んだ後三条天皇が天皇家の政治を復権させました。こうした時代の流れを1つ1つ見ていき、その時代の人が何を考えて短歌を詠んだのかを考えるのも百人一首の楽しみ方の一つです。
ぜひ日本史を楽しんでみてください!

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